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大阪ガスが提供する遠隔AIを用いた自動VPP制御と省エネ制御のサービスHEMS

大阪ガスと大阪ガスの100%子会社のDaigasエナジーは、遠隔AIエネルギーマネジメントシステム「Energy Brain(エナジー ブレイン)」を用いた「自動VPP制御」と「省エネ制御」のサービスを提供している。

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 大阪ガスと大阪ガスの100%子会社のDaigasエナジーは、遠隔AIエネルギーマネジメントシステム「Energy Brain(エナジー ブレイン)」を用いたサービスを提供している。

自動VPP制御と省エネ制御の遠隔AIエネマネシステム

 Daigasグループは、一般送配電事業者が周波数制御や需給バランス調整のために協力できる調整力電源を公募で集める「調整力公募」のアグリゲーターとして、顧客に電力負荷設備や自家発電設備をコントロールいただき、電力需要の抑制により、顧客が報酬を受け取れるデマンドレスポンスサービス「D-Response」、Daigasグループが発動する節電要請に応じてお客さまに電力需要を抑制いただく「D-Response+」を展開し、これまで約400拠点の顧客が参加している。

 Energy Brainは、Daigasグループ独自の「電力需要」と「太陽光を含む発電量」を予測するAI制御を搭載し、予測機能をはじめ、データ収集/分析/蓄積機能を有するクラウド型の「遠隔指令システム」と、負荷設備などのデータ収集や制御信号を出す「制御端末」で構成する。

 2022年12月から複数の顧客で実証を進め、エネルギーマネジメントの実効性を確認できたため、Energy Brainを用いた2種類のサービスの提供を2023年8月から開始し、顧客に負担を掛けない自動VPP制御や省エネ制御の実現を目指す。

「自動VPP制御」「省エネ制御」イメージ
「自動VPP制御」「省エネ制御」イメージ 出典:大阪ガス、Daigasエナジープレスリリース

 これまでデマンドレスポンスでは、電力需要の抑制のために負荷設備などの操作を顧客がする必要があった。新サービスの導入により、Energy Brainが負荷設備などの遠隔自動制御を行うため、顧客の操作を必要としない自動VPP(Virtual Power Plant)制御による対応が可能となる。

 また、省エネに向け、継続的に設備の運用改善を行うには、エネルギー実績使用量の分析、運用計画の策定、設備の制御変更を反復することが有効とされるが、人が行うため見直しの頻度や扱うデータ量が限られていた。Energy Brainは、独自の気象予測データ、エネルギー実績使用量、需要予測結果、電気・ガス料金情報などに基づき、最適な省エネ制御パターンを高頻度で見直し、負荷設備などを遠隔自動制御することで省エネにつなげる。

 Daigasグループは、Energy Brainとさまざまなパートナーのシステム・機器との連携、「D-Lineup」などの低・脱炭素ソリューションとサービスを組み合わせた提案により、VPPを拡大し、電力系統の安定化、再エネ電力の普及拡大などの社会課題や省人化、省エネなどの課題の解決に努める。

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