東京ディズニーシー2024年春開業の「ファンタジースプリングス」施設名決定 映画3作品のテーマパークと9階建てホテル:プロジェクト
東京ディズニーシーで2024年春にオープンするテーマポート「ファンタジースプリングス」で、「アナと雪の女王」など3つのディズニー映画を題材にしたテーマパークと9階建てホテルなどの施設名称が決定した。
オリエンタルランドは2023年8月24日、東京ディズニーシーの大規模拡張プロジェクトで、2024年春の開業を目指して建設が進められている新テーマポート「ファンタジースプリングス」で、アトラクションやディズニーホテルなどの施設名称を決定したと発表した。
総開発面積14万m2、ディズニー映画をテーマにした3エリアとホテルを新設
ファンタジースプリングスは、ディズニー映画を題材とした3つのエリアと、地上9階建て客室475室のディズニーホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」で構成。総開発面積は14万平方メートルで、このうちテーマパークとホテルのエリア約10万平方メートルに、新たなアトラクション4施設とレストラン3店舗、小規模フード店舗1店舗、ショップ1店舗がオープンする。プロジェクトの総投資額は約3200億円。
テーマパークの3つのエリアは、「アナと雪の女王」のストーリーをたどる「フローズンキングダム」、「塔の上のラプンツェル」で描かれる塔がそびえる「ラプンツェルの森」、ピーターパンをテーマに海賊に立ち向かう大冒険を体験できる「ピーターパンのネバーランド」から成る。それぞれのエリアに、作品世界を再現したアトラクションとレストランを併設する。
「フローズンキングダム」全景。パース図内の1:アナとエルサのフローズンジャーニー(アトラクション)、2:アレンデール・ロイヤルバンケット(レストラン)、3:オーケンのオーケーフード(小規模フード店舗) 出典:オリエンタルランドプレスリリース
「ピーターパンのネバーランド」全景。パース図内の1:ピーターパンのネバーランドアドベンチャー(アトラクション)、2:ルックアウト・クックアウト(レストラン)、3:フェアリー・ティンカーベルのビジーバギー(アトラクション) 出典:オリエンタルランドプレスリリース
東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテルは、ファンタジースプリングスの雰囲気を感じながら滞在を楽しめるパーク一体型のディズニーホテル。動植物や魔法の泉がモチーフの装飾に包まれた客室があるデラックスタイプ「ファンタジーシャトー」と、東京ディズニーリゾートで最上級の宿泊体験を提供するラグジュアリータイプ「グランドシャトー」の2棟を新設し、ホテル内には3つの飲食施設がオープンする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 第7回 ジャパンビルド−建築の先端技術展−:日本一の超高層ビル「麻布台ヒルズ」建設で、清水建設がチャレンジした建設DXの足跡
2023年秋に開業する「麻布台ヒルズ」の建設プロジェクトで、清水建設は約330メートルのメインタワーを含む“A街区”を担当した。1日5000人を超える作業員が働く建設プロジェクトでは、清水建設の建設DXが余すところなく採り入れられたという。 - プロジェクト:中野駅前大規模複合再開発事業の街区名称が「パークシティ中野」に
三井不動産レジデンシャルおよび三井不動産が参画している中野駅前の大規模複合再開発事業において、街区名称が「パークシティ中野」に決定した。約2.0haにおよぶ再開発事業で、2025年12月の完工を予定している。 - プロジェクト:三井不レジら6社が計画する豊海地区の再開発が着工、総戸数2077戸の54階建て商住複合2棟を新設
三井不動産レジデンシャル、東急不動産、東京建物、野村不動産、三菱地所レジデンス、清水建設の6社が、東京都中央区豊海町で計画していた豊海地区の再開発プロジェクトが着工した。構想では、新棟に2077戸の住宅をはじめ、店舗や区民館、診療所、保育所などの生活利便施設が入居するという。 - プロジェクト:神宮外苑のラグビー場など再開発事業が本格始動、都知事より施行認可
三井不動産、明治神宮、日本スポーツ振興センター、伊藤忠商事が計画する「神宮外苑地区第一種市街地再開発事業」が、東京都知事より施行認可された。2023年3月下旬には、ラグビー場棟の建設エリアとなる明治神宮第二球場の解体工事に着手する。 - プロジェクト:東京駅前再開発事業の権利変換計画が認可、東京建物
東京建物は、東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発組合の一員として推進してきた「東京駅前八重洲一丁目東A地区市街地再開発事業」において、東京都知事より権利変換計画の認可を受けた。