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ウェザーニューズ、2023年のゲリラ雷雨傾向を発表:国土強靭化
ウェザーニューズは、「ゲリラ雷雨傾向2023」を発表した。2023年7〜9月にかけて、ゲリラ雷雨が全国で約5万7000回発生すると予想。昨年より少ない頻度となっており、過去5年の平均と同程度と予測した。
ウェザーニューズは2023年7月6日、「ゲリラ雷雨傾向2023」を発表した。
同発表によると、2023年7〜9月にかけて、ゲリラ雷雨が全国で約5万7000回発生する予想となっている。昨年の約7万5000回よりは少なく、過去5年の平均と同程度と予測した。
特に、2023年8月中旬〜9月上旬にかけて発生しやすいと予想。9月上旬にかけて、日本付近は広く太平洋高気圧に覆われ、晴れる日が増加する。一方で、太平洋側や内陸部では地表面の昇温や湿った空気の影響により、ゲリラ雷雨が発生しやすくなる。
9月中旬以降は、秋雨前線や台風の影響によりゲリラ雷雨の発生が徐々に減少するとした。
地域別のゲリラ雷雨発生回数としては、北日本が昨年比0.8倍の約1万2000回、東日本が昨年比0.8倍の約1万8000回、西日本が昨年比0.6倍の約2万回と予測している。
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