建設業界の労働時間を大幅に削減するAI OCR「DX Suite」 ヒューマンリソシアが提供するさらなる活用術とは?:AI(3/3 ページ)
ヒューマンリソシアは2023年3月8日、「2024年問題」への早急な対応が業界全体で課題となっている建設・不動産企業に向け、「残業時間削減とデータ利活用を促進するDXソリューション解説セミナー」を開催した。
AIツールの同時活用で一層の業務効率化を実現
ヒューマンリソシア DX事業部 DX営業本部 SaaS営業部 谷口正樹部長は、DX Suiteと他のアプリケーションを連携させたさらなる活用方法について説明した。
そのなかで最もオーソドックスな方法として挙げたのが、DX Suiteで作成したデジタルデータをより使いやすく加工できる帳簿作成ツール「xReport」に加え、さらなる業務効率を支援するRPAツール「WinActor」と組み合わせた方法だ。特にxReportを活用すれば、csv化されたアナログデータを容易にExcelへ落とし込み、誰でも見やすいようにリスト化できるという。
「DX Suiteの導入を模索している方から、『データ化できても、それを具体的にどう活用していけば良いのか分からない』と相談を受けるケースが多々ある。その後の帳簿作成を助けるxReportと組み合わせれば、より活用を実現させられる」と谷口氏。自動化ツールと組み合わせて、一層の業務効率化に役立ててほしいと力を込める。
ヒューマンリソシアでは合わせて、DX Suiteの詳しい使い方を学べる「初回操作研修」、自社独自の帳票フォーマットを事前登録してくれる「帳票コンサルティング」、利用時に生じた疑問や問題点に関しての相談を月1回まで自由に受けられる「初年度年間サポート」など、多彩なアフターサービスも用意している。さらに、xReportやその他自動化ツールについても、操作研修や帳票設定の代行業務を随時行っている。
谷口氏は、「現場のDX化を進めたいと思っていても、何から始めたら良いのか分からない企業や経営者は多いはず」とうなずく。簡単な質問に応えるだけで、現場の抱えている課題をあぶりだす「DX課題抽出用チェックシート」をはじめ、業務内容を可視化し、企業の抱えているボトルネックを分析するツール「CONTROLIO」もラインアップしているので、まずは気軽に相談してほしいと言葉を結んだ。
ヒューマンリソシアは今後も、建設現場のDX化推進に向けたさまざまなサービスを提供。関連製品を詳しくレクチャーするWebセミナーも、随時開催していく予定だ。
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