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建設業界の労働時間を大幅に削減するAI OCR「DX Suite」 ヒューマンリソシアが提供するさらなる活用術とは?:AI(2/3 ページ)
ヒューマンリソシアは2023年3月8日、「2024年問題」への早急な対応が業界全体で課題となっている建設・不動産企業に向け、「残業時間削減とデータ利活用を促進するDXソリューション解説セミナー」を開催した。
あらゆるアナログ資料をデジタル化 作業量削減に貢献
AI inside CustomerSuccess Division Sales&Support Unit. 大鐘幹也氏は、「『事務作業にどうしても時間がかかり、残業も増えてしまう』と困っているユーザーをサポートするために開発した。30時間かかっていた資料整理の時間が、わずか1時間に短縮したという声も聞いている」と胸を張る。その使い勝手の良さが評価され、類似製品と比べて、業界シェア率64%を誇っているそうだ。
セミナーでは、銀行で使用する仮の預金口座振替依頼書を用意し、その場でデモンストレーションした。決まったフォーマットを持たない特殊な紙帳票だったものの、PC上でスキャンし、読み取り範囲を指定するだけで、簡単に文字を識別できる操作性の高さをアピールした。
併せて、東京建物、日本総合住生活、大和ライフネクスト、神戸製鋼所と、4つの建設関連企業で導入された実例も紹介。それぞれ、契約書や年末調整書類、作業報告書、社内アンケートなど、あらゆるアナログ資料をデジタル化させ、作業量短縮に大きく貢献した点を強調した。「人による作業だと、どんなに注意してもヒューマンエラーを完全になくすのは難しい。その点でも、DX Suiteの読み取り精度があれば、極限までミスを減らせると自負している」と大鐘幹也氏も話す。
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