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千葉・流山で大和ハウス最大の物流施設「DPL流山プロジェクト」が完成 東京ドーム15個分の延べ床面積ロジスティクス(1/2 ページ)

大和ハウス工業は、千葉県流山市で総延べ床面積73万7346平方メートルの計4棟の物流施設で構成する「DPL流山プロジェクト」の建設を進めており、このほど4棟目の「DPL流山II」が西松建設の施工で竣工したことで、プロジェクト全体が完成した。

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 大和ハウス工業は、2016年7月より、千葉県流山市西深井で、計4棟のマルチテナント型物流施設、から成る同社最大の物流タウン「DPL流山プロジェクト」を進めており、2023年4月28日に4棟目となる「DPL流山Ⅱ」が竣工し、プロジェクト全体が完成に至った。

東京ドーム15個分の延床面積を誇る当社最大の物流タウン

「DPL流山プロジェクト」
「DPL流山プロジェクト」 提供:大和ハウス工業プレスリリース

 DPL流山プロジェクトは、マルチテナント型物流施設「DPL流山Ⅰ」「DPL流山Ⅱ」「DPL流山Ⅲ」「DPL流山Ⅳ」の4棟で構成した東京ドーム15個分の延べ床面積を誇る物流タウン。DPL流山Ⅱの構造・規模は、プレキャスト/プレストレストコンクリート造一部鉄骨造・免震構造で、地上4階建て、敷地面積は6万662.28平方メートル、延べ床面積は14万453.05平方メートルの大型マルチテナント型物流施設で、全区画が賃貸借契約締結済み。

 プロジェクト全体では、物流施設内に従業員の働き方改革の支援として、テナント企業の従業員専用の保育施設やドライバーステーション、カフェテリアなどを完備。他にも、免震システムの採用、非常用発電機や防災備蓄倉庫、マンホールトイレなどの設置など、BCP対応として防災にも配慮している。

「DPL流山Ⅱ」外観
「DPL流山Ⅱ」外観 提供:大和ハウス工業プレスリリース

 DPL流山プロジェクトの所在地は、千葉県流山市西深井字種井下で、立地面では、都心から25キロ圏内、常磐自動車道「流山インターチェンジ」から約2.5キロ、首都高速6号三郷線・常磐自動車道「三郷インターチェンジ」から約6.6キロと、首都圏だけでなく東日本全域までアクセスが良好な場所に位置し、入居テナント企業には、首都圏向け物流の集約拠点や中継物流施設としてだけでなく、世界中からの輸出入に対応できる次世代物流施設としても利用されている。

「DPL流山プロジェクト」位置図
「DPL流山プロジェクト」位置図 提供:大和ハウス工業プレスリリース

 周辺環境との調和では、4棟の物流施設の一体感が出るよう、接道部は大半を緑化するとともに、敷地内に「サクラ並木ゾーン」「クスノキ並木ゾーン」「ツツジ・メタセコイア並木ゾーン」を配置し、植栽にもこだわっている。また、四季を通して花や草木を楽しめるように、DPL流山Ⅱに「四季のにわ」、DPL流山Ⅳに「四季のひろば」の植栽をそれぞれ整備している。

並木ゾーン
並木ゾーン 提供:大和ハウス工業プレスリリース
DPL流山Ⅱの「四季のにわ」
DPL流山Ⅱの「四季のにわ」 提供:大和ハウス工業プレスリリース

 BCP対応として非常用発電機や防災備蓄庫、マンホールトイレ、かまどベンチなども設置するなど、防災にも配慮している。DPL流山Ⅰでは、大和ハウス工業と流山市が「災害時等における一時避難施設としての使用に関する協定書」を締結。約500人分の防災用品を備蓄するとともに、災害時に施設内のカフェテリアなどを一時避難場所として提供することで、最大1200人の受け入れを可能とした。併せて、DPL流山Ⅳでは、地域の子ども食堂と連携し、近隣に住む小学生を対象としたイベントを開催するなど、地域共生活動を積極的に推進しているという。

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