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清水建設が名古屋/東北支店の新規着工現場にグリーン電力を全面導入カーボンニュートラル

清水建設は、施工時CO2排出量の削減に向け、名古屋支店と東北支店の新規着工現場にグリーン電力を全面導入すると決めた。

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 清水建設は、建設事業におけるCO2排出削減施策の一環として、2023年4月から、中京4県(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)を管轄する名古屋支店と東北6県(青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県)を管轄する東北支店の新規着工現場を対象に、再生可能エネルギー由来のグリーン電力を全面導入する取り組みを開始した。併せて、両支店の既着工現場の一部でも工事電力の再エネ化を図るという。

 今回の取り組みにより、年間で約24ギガワット時(GWh)の工事電力の脱炭素化を図り、約9700トンのCO2排出削減効果を見込む。

 清水建設は、CO2排出量削減の中長期目標として「エコロジー・ミッション2030-2050」を設定し、「施工時」「自社オフィス」「省エネ設計」のカテゴリーごとに定めた削減目標に基づき、各種削減施策を推進している。

 施工時の取り組みでは、重機などの使用燃料のバイオ燃料化や電力シフトに加え、グリーン電力証書を活用した工事電力の再エネ化に2020年度から着手し、これまでに全国の35現場で累計約20GWhの再エネ電力を導入。今回、新たにスタートする支店単位での包括的な工事電力再エネ化は、建設事業の脱炭素化の先陣を切る施策で、今後は対象支店を順次拡大していくとしている。

 名古屋/東北支店の管轄現場へのグリーン電力の供給は、グリーン電力証書の活用と再エネ電力の受電契約を併用して推進する。グリーン電力証書は、電力小売事業と証書発行事業を手掛ける清水建設100%子会社のスマートエコエナジーから長期安定的に調達し、化石燃料由来の非再エネ電力の使用実績に応じて同証書を償却する。再エネ電力の受電契約は、スマートエコエナジー他から提供される再エネ電力プランを活用する計画だ。

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