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施工管理の生産性向上「ワークサイト」が清水建設の全現場で導入:現場管理
MCデータプラスが運営する、デジタル化を通じて施工管理業務の生産性向上をサポートするサービス「ワークサイト」が、清水建設の全国の施工管理現場に導入された。
MCデータプラスが運営する施工管理業務向けサービス「ワークサイト」が、清水建設の全国の施工管理現場に導入された。
ワークサイトは、クラウド上で帳票類を管理しており、インターネットに接続できればPC、タブレット、スマートフォンなど端末を問わず、リアルタイムに作業内容を入力・確認できる。
清水建設では、ワークサイト上に登録したデータを社内の基幹システムと連携させて、集計・分析を行う。働き方改革やCO2排出量の把握など経営課題の把握と意思決定で活用していく。
全現場導入を実現できた要因として、清水建設の全現場に既に展開されていたグリーンサイトおよびグリーンサイトの「通門管理システム」から現場情報や企業情報、作業員情報が自動で連携できたこと、清水建設本社DX推進部門と支店による密な支援体制の構築により従来の運用から大きく変更することなく移行できたことがあったという。
今後は、グリーンサイトとのデータ連携のさらなる機能拡充、通門管理システムとの連携による現場単位の労務集計の自動化、作業の予定実績、揚重機稼働データの連携を図る。後工程での集計・分析での活用、作業の予定実績の承認機能や完工後のアーカイブ機能によるペーパーレス化の促進、KY活動などでの活用にも期待できるという。
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