ライフビジネスウェザー、気象リスク管理モバイルを機能拡張:現場管理
ライフビジネスウェザーは、建設現場向けの気象リスク管理モバイル「KIYOMASA PRO」の機能拡張サービスの第1弾として「KIYOMASA MoniDAS(モニダス)」をリリースする。
ライフビジネスウェザーは、建設現場向けの気象リスク管理モバイル「KIYOMASA PRO」の機能拡張サービスの第1弾として「KIYOMASA MoniDAS(モニダス)」を2023年4月10日にリリースすると発表した。
「KIYOMASA PRO」は建設現場専用の気象情報サイトとアラートメール機能を備えた、リアルタイムの安全・工程管理ツールだ。今回リリースする「KIYOMASA MoniDAS」は、建設現場のサイネージ放映に特化し、視聴覚に訴えるアラート機能を備えた拡張サービスとなる。現場ピンポイントの気象情報を提供している「KIYOMASA PRO」の情報を、大型モニターやPCなどにダッシュボード形式で常時表示することができ、さらにポップアップや音声で警告を発報する。
常時モニターやPCで防災・気象情報を表示することで、発表中の警報・注意報やリアルタイムの雨雲レーダー、現場ピンポイントの気象予測、暑さ指数(WBGT値)を確認できるほか、現場の気象リスクを一目で把握できる。これにより現場関係者全員で安全意識の共有が可能となる。
現場と離れた場所でも、画面の表示やポップアップでの警告も現場と同じ基準で通知されるため、直ちに情報伝達・作業可否の判断など状況を共有することができる。さらに自動音声読み上げ機能がついているため見逃しの防止にもなるという。
同社は「KIYOMASA MoniDAS」の利用シーンとして、仮囲いにモニターを設置している現場では、現場の周辺住民向けの防災気象情報の提供や、安全・防災を意識し工事を行っているというアピールができることなどを挙げている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 気象情報から労働災害を予知する新システム、安藤ハザマとライフビジネスウェザー
安藤ハザマとライフビジネスウェザーは、気象情報から起こりうる労働災害を推測し、電子看板やメールで注意喚起情報を配信する危険予知システムを共同開発した。データに裏付けられた客観的な情報から労働災害の発生可能性を予知することで、広く具体的な視点からの労働災害対策が可能となる。 - 自然災害時にマンション修繕の現場で安全対策を一元管理するシステム
東急コミュニティーは開発したマンションの大改修工事用の施工管理システム「Field's EYES」に“災害対応支援”の機能が追加され、施工現場での運用を開始した。 - 複数の現場“見える化”システムを統合する「Field Browser」を開発、鹿島
鹿島建設は、複数のシステムと連携し、環境データや作業員と建機の情報を一元管理可能なシステムを開発した。新システムは、これまで個別に導入し、運用してきたさまざまな「見える化」システムのデータを集約し、1つの管理画面で運用できるようにする。 - 防災対策をタイムリーに提案するシステムを開発、清水建設
国土交通省が推奨するタイムラインの立案には、専門家の知見が求められる。さらに、風水害対策の事例だけでも、対策要員の参集、従業員への避難・自宅待機指示、資材の事前手配、停電対策、生産ラインの事前停止などを行わなければならない他、建物の用途と立地を考慮した防災対策の選定・組み合わせは容易ではない。そこで、清水建設は、タイムライの策定・実践を支援するシステム「ピンポイント・タイムライン」を開発した。