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自然災害時にマンション修繕の現場で安全対策を一元管理するシステム

東急コミュニティーは開発したマンションの大改修工事用の施工管理システム「Field's EYES」に“災害対応支援”の機能が追加され、施工現場での運用を開始した。

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 東急コミュニティーは2018年8月3日、自然災害が発生した際のマンション大規模改修工事での安全確保を目的に、独自開発した施工管理システム「Field's EYES」に“災害対応支援機能”を追加し、2018年7月から運用を開始したことを公表した。

災害時に施工現場で迅速対応、マンション居住者の安全確保


マンション大規模改修工事のイメージ 提供:東急コミュニティー

 Field's EYESは、東急コミュニティーがマンション大規模改修工事の品質管理向上を目的に、穴吹カレッジサービスと2016年に共同開発した施工・進捗状況を遠隔地で確認できる施工管理システム。改修工事の施工中、独自のチェックシートに沿って重点ポイントを確認・記録し、写真と合わせて報告するというものだ。

 今回、Field's EYESに新たな機能として加わった「災害対応支援機能」は、災害が起きた際に、本社に設置される災害対策本部が、各工事現場の担当者へ危険防止措置の対応を指示し、実際に現場で対処が済んだかどうかの実施状況まで、災害対応の一連の流れを一元的に把握できる。

 マンション大規模改修工事は、マンション住人が居住している中での工事となるため、自然災害が発生した場合は、強風による足場の倒壊や資材の飛散など、2次災害を防ぐため、迅速に危険回避の対策を行うことが重要とされている。

 これまでは、災害時に本部がメールを配信して各担当者に指示。その結果をとりまとめて、災害対応の進捗状況を把握していたため、迅速な危険回避の対策が徹底できているとは言い難かった。


「災害対応支援機能」の画面 提供:東急コミュニティー

 新機能では、台風や豪雨などに対しては、天気予報データや雨雲レーダーといった気象情報を工事現場の地図に重ね合わせるられるため、被害リスクを事前に予測することが可能。画面には、改修工事現場がプロットされる「地図」をベースに、地図上に雨雲や天気予報を表示する「気象状況」、対応状況を知らせる「ステータス」を一画面で網羅。さらに連絡用チャットとして、「タイムラインボード」も搭載し、全担当者が進捗具合をコメントできる。

 システム使用の流れとしては、まず災害対策本部が、システム上で気象情報を確認のうえ、未対応の現場を把握。工事担当者は、システム上のタイムラインボードで応答して各現場へ移動し、到着後には足場や資材の対策すべき箇所をチェック。完了後には専用の災害用調査シートで報告して、災害対策本部が報告内容を確認する。


「災害対応支援機能」のマップ上に表示された雨雲 提供:東急コミュニティー

 東急コミュニティーでは、「Field's EYES」や災害対応支援の機能を活用して、工事品質を高めるとともに、マンション居住者の安全確保につなげていくとしている。

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