FLIGHTS、ドローン搭載型LiDARによる測量向け「飛行計画」作成支援サービス:ドローン
FLIGHTSは、ドローン搭載型LiDARによる測量向けサービス「FLIGHTS PLAN(フライトプラン)」を開始した。地図上で測量したい箇所を囲み情報を入力するだけで最適な飛行ルートを提案する。
FLIGHTSは、ドローン搭載型LiDARによる測量向けサービス「FLIGHTS PLAN(フライトプラン)」を正式に開始したことを発表した。
「FLIGHTS PLAN」はドローン搭載型LiDARを用いて測量する際に、最も正確で効率的な飛行ルートを策定する「飛行計画」の作成支援を行うサービスだ。地図上で測量したい箇所を囲み情報を入力するだけで最適な飛行ルートを提案できる上、通常1〜2時間ほどの作業時間を10分前後で完結する。
ドローン搭載型LiDARによる測量は、地表面に対して常に一定の距離を保って飛行しデータを取得することで高い精度を実現する。そのため、地形の凹凸に沿った立体的な「地形追従飛行計画」の作成が必要となる。しかし、通常1〜2時間ほどの作業時間がかかり、ツールの使い分けなどの手間も要することが課題だった。
同社は2022年2月に「FLIGHTS PLAN」のβ版をリリースしたが、テストユーザーの声を元にユーザビリティの改善を行い、Waypoint飛行による地形追従プランの作成機能を追加した。
Waypoint飛行による地形追従プランとは、「FLIGHTS PLAN」上で飛行ルートを作成する際に、地図上で飛行したい場所をピンポイントで指定するだけで、自動でその場所を経由したルートを作成する機能だ。同機能の拡充によってより柔軟な飛行ルートの設定が可能となり、より精度の高い測量を実現できるという。
今後同社は、飛行前後の八の字飛行など(キャリブレーション飛行)の機能、アノテーション機能(対空標識の設置場所記載など)の機能の追加に加え、i-Construction/公共測量の成果物作成を支援するサービスや対応機材およびセンサーの追加、ドローン写真測量への対応などを検討している。
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