原状回復の工事会社マッチングから退去立ち合いまでサポート「内装工事くんおまかせプラン」:製品動向
イタンジは、賃貸物件の原状回復工事の発注/管理システム「内装工事くん」の新たなプランとして、「内装工事くんおまかせプラン」を提供する。
イタンジは2023年1月26日、賃貸物件の原状回復工事の発注/管理システム「内装工事くん」について、「内装工事くんおまかせプラン」の提供を順次開始すると発表した。当初は、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の1都3県を対象にサービス展開し、物件の空室期間削減につなげる。
イタンジの工事会社ネットワークを駆使し、工事会社を確保
不動産取引では、管理会社は入居者の退去後、壁紙の張り替えやクリーニング、補修工事などの原状回復工事を行う。従来、管理会社は工事会社へ依頼する際に退去日や立ち会い希望日など、必要な情報をメールやFAX、電話などで連絡する必要があり、その手間が課題となっていた。
さらに発注から見積もり、金額額交渉や工事日程の確認など、工事会社と電話やメールでのやりとり、書類や写真の受け渡しも発生し、かなりの時間を割いている。引越しの多い繁忙期では、依頼する工事会社が見つからない、工事が遅延し、空室期間が伸びてしまうなど、円滑に遂行できないさまざまな要因があった。
イタンジが2022年8月にリリースした内装工事くんは、管理会社が自ら工事会社を確保した後、システムを利用して工事会社と直接やりとりが必要だった。今回、サービスを開始した内装工事くんおまかせプランでは、管理会社は自分で工事会社を探さずとも、イタンジがパートナー工事会社から特徴や過去の工事の実績と照らして選定。そのため、引越し繁忙期でも待ち時間なく工事を実施できるため、空室期間の削減につながる。
Web上では、利用続きや工事案件の登録をし、工事会社から送られてくる見積書や立ち合い会報告書などを確認するだけで、退去立ち合いや現地調査、工事会社との煩雑なやりとりは全てイタンジの担当者に一任できる他、やりとりした見積書や報告書などはシステム上に自動で保存される。書類はいつでも確認可能なため、管理時間も削減。
なお、内装工事くんおまかせプランは、退去後の原状回復工事だけではなく、入居中の修繕にも対応する。
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