ユニオンテックが建設工事マッチングでブランド変更、新プランも:産業動向
建設職人と建設工事マッチングする「SUSTINA」を運営するユニオンテックは、「CraftBank」へブランド名の変更を発表した。同時に新商品プラン「ライトプラン 面談サポートパック」をスタートする。
建設職人と建設工事マッチングする「SUSTINA(サスティナ)」を運営するユニオンテックは、2020年3月16日付けで「CraftBank(クラフトバンク)」にブランド名を変更すること発表した。また同年4月1日から、新たに発注者向けの商品プラン「ライトプラン 面談サポートパック」をスタートすることを明からにした。
CraftBank(旧SUSTINA)は建設業界の受発注に特化した建設工事マッチングプラットフォームで、15,000社超の企業が利用している。今回発表した新プランでは発注者向けマッチングプランの概要協力会社探しに課題を抱える発注者向けに、適切な工事会社を紹介することで「発注者のニーズに合わせた精度の高いマッチング」を実現する。
同社では、約5000社(2020年3月時点)の工事会社に対し、インターネット上にない、主要取引先、対応可能工事、希望人工単価などの「企業プロフィール情報をヒアリングし、データベース化した。新プランではこのデータベースを活用して、『工事を発注したい企業』に『工事を受注したい企業』を紹介する。同社内の工事案件にて行った実証実験では、80.4%のマッチング成功率に上ったという。
「CraftBank」には、建設職人(Craftsmen)が主役となって輝ける未来を描く、こだわりをもってプロダクト(サービス開発)に取り組む(Craftsmanship)、「企業プロフィール情報」を積み上げて適正化する(Bank)という思いが込められている。同社では「世界一、魅力的な業界をつくる」というビジョンのもと、豊富な情報により業界を透明化することで、正当な評価によって建設職人が活躍する未来を実現する。
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