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大阪府との道路附属物の点検支援実証で走行撮影を開始、古河電気工業維持管理

古河電気工業は、大阪府と道路附属物点検支援実証実験を開始する。実証では、独自のRPA技術を用いた道路附属物維持管理ソリューション「みちてん」シリーズとドライブレコーダーを搭載した車両を走行させ、撮影した動画データを組み合わせることで、道路附属物のデジタル台帳が自動で作成されるという。

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 古河電気工業は2022年12月5日、大阪府と道路附属物点検支援実証実験を開始すると発表した。古河電気工業独自のRPA(Robotic Process Automation)技術を用いた道路附属物維持管理ソリューション「みちてん」シリーズと、2022年7月19日からドライブレコーダーを搭載した車両を走行させ、撮影した動画データを組み合わせることにより、道路附属物のデジタル台帳を自動作成。維持管理のデジタル化と業務効率化を支援する。なお、実証実験は2023年3月31日までの予定。

道路附属物の点検を古河電気工業の「みちてん」で効率化

 国土交通省は2014年に「道路の老朽化対策の本格実施に関する提言」を発表して以降、標識や照明などの道路附属物の点検要領を示している。しかし、道路附属物は数が膨大で、点検業務の負荷も高いことから、点検の実施率は低い状態となっている。

 そのため、国土交通省ではインフラメンテナンス国民会議 近畿本部フォーラムを通じ、道路管理者の課題と民間企業の最新技術のマッチングを行っている。大阪府もデジタル技術を活用した道路附属物の効率的な台帳整備や維持管理の手法を求めていたところ、古河電気工業のみちてんシリーズにより、課題解決の可能性が示されたため、実証実験に至った。

 みちてんシリーズは、古河電気工業のDX技術を駆使し、1年以内の短期間から5〜10年といった長周期の両面で効率を上げ、新しいメンテナンスサイクルを実現するための道路附属物維持管理ソリューション。

実証実験の内容
実証実験の内容 出典:古河電気工業プレスリリース

 実証実験は、2020年に国から大阪府へ移管された国道176号、兵庫県川西市小戸2丁目から大阪府大阪市淀川区新高3丁目といった兵庫県境から大阪市境の区間約12.3キロに点在する標識と照明が対象。2022年11月からはドライブレコーダーを搭載した車両で走行し、取得した動画データは、みちてんシリーズを用いて解析。解析では、対象施設の位置情報を抽出する他、デジタルの点検票、一覧表リストが自動で作成する。

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