飛島建設が全社員1457人に「LINE WORKS」を導入、「e-Standダッシュボード」と連携:導入事例
飛島建設は、コミュニケーションのスピードアップと合理化を目的に、全社員1457人にLINE WORKSを導入した。
飛島建設は、ネクストフィールドやワークスモバイルジャパンとともに、飛島建設とネクストフィールドが共同開発している建設業の共創プラットフォーム「e-Standダッシュボード」とビジネス現場のコミュニケーションツール「LINE WORKS」の連携機能開発を進めていることを2022年11月1日に発表した。
有事の際に情報を振り返る事ができることが導入の決め手に
これまで飛島建設では、建設現場で多様なコミュニケーションツールを利用してきたが、操作性が複雑だったため、協力会社と職人の中で効果的に活用されてなかった。
そこで、飛島建設は、コミュニケーションのスピードアップと合理化を目的に、飛島建設の全社員1457人にLINE WORKSを導入した。導入にあたっては、一般消費者が利用するLINEとつながれるLINE WORKSを導入する事で、個人間の連絡だけでなく、複数の会社と人にまとめて連絡が行え、コミュニケーションを円滑に進められると想定している。
加えて、LINE WORKSでは、伝達情報をテキストデータとして残せ、掲示板の活用や簡単な工程管理の共有を可能とする事から、作業時間の削減を実現する他、LINE WORKSでやりとりしたトークログなどを確認することで、有事の際に情報を振り返る事ができることも導入の決め手となった。
今後は、LINE WORKSをコミュニケーションツールとして使用するだけでなく、建設業界向けのさまざまなソフトウェアを一括管理するe-Standダッシュボードと連携することで、現場がある場所の台風や大雨といった気象情報と熱中症に関する警報の通知、現場書類のデータを、LINE WORKSからe-Standダッシュボードへと送信して、建設現場の利便性を向上する。
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