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AIでフルハーネス装着を自動判定する「AIJO Safety」と、骨格から作業内容を判別する「AIJO Site Monitor」メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2022(2/2 ページ)

コムシス情報システムは、「メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2022」でAIを用いた2種類のソリューションをPRした。フルハーネスやヘルメットの装着具合をAIで点検する「AIJO Safety」と、人の動きや骨格を認識して作業内容を判別する「AIJO Site Monitor」だ。

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指定区域への侵入や作業内容の判別も可能に

 もう1つのソリューション「AIJO Site Monitor」は、現在は実証中ながら広い利用用途が期待されている。AIJO Site Monitorは、ネットワークカメラなどの映像から人を検知して、その振る舞いに応じた反応を返す。

 ブースでは、指定した領域内に人の手が入るとアラートを発するデモを行った。建設現場や工場では、ロボットアームの可動域や回転部分、部品の搬送を無人で行うAGVの走路など、人の立ち入りを制限したい場所は多い。こうした侵入禁止エリアに、AIJO Site Monitorを導入すれば、現場の安全性がより高まる。


指定した範囲への侵入を検出。アラートを発するなどの反応を自動化できる

 ただ、AIJO Site Monitorの能力は、侵入の検知だけではない。人の骨格を検出して、その人がどのような動きをしているのかも検出でき、作業内容や不審な行動の管理や把握も可能になる。

 作業内容の把握では、その作業に費やした時間も測定し、作業の効率化に向けたデータ収集やパフォーマンスも数値で見える化される。


人の骨格を検知して、動きを捉える。画像は手の骨格を認識しているところ

 こうした高度な機能を持ちながら、AIJO Site Monitorの運用は一般的なWebカメラに対応している。


会場のデモでは市販のWebカメラ2台を上と横に設置。検出感知では、2つのカメラが侵入を検知した時にアラートが発せられる設定とし、どちらか一方のカメラにだけ“侵入”となってもアラートは出さない

 AIJO Site Monitorは、汎用サービスではなく導入先の顧客ごとに設定などをカスタマイズして提供する。今のところは社内で実験中のため、リリースは来期を予定している。


人物検知ソリューション「AIJO Site Monitor」
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