横浜市のオフィスビルリニューアル工事で「BIM BSI Kitemark認証」を取得、大成建設：BIM

大成建設は、神奈川県横浜市で計画を進めている大成建設横浜支店ビルのリニューアル工事で、BSIグループジャパン（英国規格協会）の国際規格「ISO 19650-1」と「ISO 19650-2」に基づく「設計と建設のためのBIM BSI Kitemark」の認証を取得した。今後は、元請け受託組織として多様なBIM関連技術を連携させることで、設計と施工管理業務のDX化を推進していく。

[BUILT]

　大成建設は、BSIグループジャパン（英国規格協会）の国際規格「ISO 19650-1」と「ISO 19650-2」※1に基づく「設計と建設のためのBIM BSI Kitemark（カイトマーク）」の認証を取得したことを2022年10月18日に発表した。

※1 「ISO 19650-1」と「ISO 19650-2」：ISO 19650-1はBIMを使用した情報管理のうち概念と原則、ISO 19650-2はBIMを使用した情報管理のうち資産の分配フェーズを示した国際規格。

認証の対象となったリニューアル工事でデジタルデータを活用

　ISO 19650は、ライフサイクルの全体にわたって、BIMを用いて構築された資産の情報管理を行うための国際規格で、ISO 19650の要求事項を満たしていることを証明するのが「BIM BSI Kitemark」となる。

　今回、認証の対象となったのは大成建設横浜支店ビルのリニューアル工事。大成建設横浜支店ビルのリニューアル工事では、「共通データ環境（CDE）」「発注者情報要件（EIR）」「BIM実行計画書（BEP）」「デジタルモックアップ」「3次元ステップ図」「バーチャルリアリティー（VR）」「クラウドメタ情報承認設計」など、施工に関連する取り組みを導入することで、デジタルデータを積極的に取り入れた設計・施工管理を目指す。

「設計と建設のためのBIM BSI Kitemark」　出典：大成建設プレスリリース