大阪府東大阪市で延べ2.7万m2の物流施設が竣工、大和物流:リテール&ロジスティクス
大和ハウスグループの大和物流は、大阪府東大阪市で開発を進めていた物流施設「東大阪物流センター」が2022年9月28日に竣工したことを公表した。東大阪物流センターでは、関西エリアにおける建築・建材物流サービスの中核拠点として、建築資材や住宅設備、機械などを扱う製造業者、流通業者向けに、エリア配送、共同配送といった効率的な輸配送ソリューションを展開する。なお、東大阪物流センターの開設に伴い、「旧門真物流センター(大阪府門真市)」と「旧大東物流センター(大阪府大東市)」の事業を今回のセンターに移転する見込みだ。
大和ハウスグループの大和物流は、大阪府東大阪市で開発を進めていた物流施設「東大阪物流センター」が2022年9月28日に竣工し、同年10月4日に稼働を開始した。
近鉄けいはんな線「新石切」駅から約750メートルの地域に立地
開発地は、阪神高速13号東大阪線「水走インターチェンジ」から約1キロのエリアに位置し、大阪市中心部から約30分圏内と、配送拠点として適してる他、大阪外環状線(国道170号線)が隣接しているため、東大阪市、門真市、寝屋川市、八尾市といった大阪市近郊の主要都市もカバーする。加えて、近鉄けいはんな線「新石切」駅から約750メートルの地域に立地している。
東大阪物流センターは、重量物の保管と荷役にも対応する低床式の物流施設で、開口スペースには18台の大型トラックが同時に接車でき、合計6基の搬送設備を活用することでスムーズな貨物の搬送が行える。
さらに、各階の床荷重は1平方メートル当たり2.0トンで、梁(はり)下有効高は5.5メートルとし、搬送設備に関しては、4基の貨物用エレベーター(3.6トン用が3基で、4.6トン用が1基)と2基の垂直搬送機(1.5トン用)を備えた。
建物では、屋上に約600キロワット(kW)の太陽光パネルを敷設し、発電した電力を施設内で自家消費するとともに、余剰電力は固定価格買取制度(FIT)を通した売電を予定している。また、省エネ性に優れるLED照明を全館に導入し、環境に配慮した省エネルギー運営を図る。
東大阪物流センターの概要
東大阪物流センターは、低床式のS造地上3階建てで、延べ床面積は2万7929.77平方メートル。所在地は大阪府東大阪市宝町17番25号で、敷地面積は1万9688.18平方メートル。設計・施工は大和ハウス工業が担い、着工は2021年8月7日で、竣工は2022年9月28日を予定している。
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