屋上に菜園を備えたオフィスビルが南麻布で開業、ラウンジの隠し扉の奥に会議室：プロジェクト（2/3 ページ）

リアルゲイトは、東京都港区南麻布2丁目にあり、これまで研究所と事務所の用途で利用されていたオフィスビル「MICビル」を改修し、環境配慮型のリノベーションオフィス「SNUG MINAMI-AZABU」として2022年5月に開業した

[遠藤和宏，BUILT]

紙のリサイクルに応じる溶解BOXも用意

　2階には、メンバーズラウンジや会議室のSNUG ROOM、ごみステーション、5つのオフィスルームを配置した。メンバーズラウンジは入居者用の施設で、中心部はバーカウンターを設けたカウンターゾーンで、突き当りには2〜4人掛けのテーブルゾーンと商談や打ち合わせに適したシートゾーンを設置しているだけでなく、テレビ会議に最適なフォンブースを設けた。

2階の「メンバーズラウンジ」

　ラウンジの入り口付近にある隠し扉の中には会議室のSNUG ROOMがある。SNUG ROOMは、設置されたプレイテーブルでトランプやボードゲームが行え、夜間は飲酒にも対応し、歓送迎会も開け、1時間当たりの利用料金は2000円。

2階の「SNUG ROOM」の隠し扉

開かれた「SNUG ROOM」の隠し扉

2階の「SNUG ROOM」

　SNUG ROOMに隣接するごみステーションは、燃えるごみ、燃えないごみ、ガラス瓶、缶、ペットボトル、プラスチックごみの分別廃棄に対応し、紙のリサイクルに応じる溶解BOXも用意しており、溶解BOXとリサイクル施設を介して生産されたトイレットペーパーはSNUG MINAMI-AZABUのトイレで使われている。

2階のごみステーション