東京建物があきる野市で延べ4.9万m2の物流施設が着工、サンリオの入居が内定:リテール&ロジスティクス
東京建物は、東京都あきる野市で計画を進めていた物流施設「(仮称)T-LOGIあきる野」が着工したことを公表した。T-LOGIあきる野は、東京建物が東京都内で開発する初の物流施設となる。なお、T-LOGIあきる野の一部区画ではサンリオの入居が内定している。
東京建物は、東京都あきる野市で開発を進めていた物流施設「(仮称)T-LOGIあきる野」が着工したことを2022年8月3日に発表した。
JR五日市線「武蔵引田」駅から徒歩6分の場所に位置
開発地は、圏央自動車道「日の出インターチェンジ(IC)」から約2.5キロの場所にあり、中央自動車道「八王子」ICから約11.3キロの地域に立地し、都心向けや広域の配送に対応する。加えて、JR五日市線「武蔵引田」駅から徒歩6分の場所にあり、「武蔵引田駅北口土地区画整理事業地」内に位置し、周辺には今後住宅地が形成される見込みだ。
T-LOGIあきる野は、S造地上4階建てで、1階は平屋使いに応じる。倉庫は、各階の梁(はり)下有効天井高が5.5メートルで、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン(1階は1平方メートル当たり1.9トン)。
加えて、1階と3階のそれぞれにドッグレベラーを8基ずつ設け、3〜4階に4基の垂直搬送機(1.5トン対応)を設置する他、人荷用エレベーターを4基(4.0トン)配置する。また、94台分のトラックバースを用意し、53台分の駐車場を設置して、5台分のトラック待機場を設ける。敷地の東西に2つのラウンジを設置し就業環境を整える。
T-LOGIあきる野の概要
T-LOGIあきる野は、S造地上4階建てで、4万9586.777平方メートル。所在地は東京都あきる野市引田字阿岐野・引田字櫻ノ岡・伊奈字引田ノ上の各一部で、敷地面積は2万8099.17平方メートル。設計・施工は熊谷組が担当し、竣工は2023年4月を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 福島県郡山市で延べ1.8万m2の物流施設が着工、大和ハウス工業
大和ハウス工業は、これまで福島県内で、大型マルチテナント型物流施設「DPL郡山I」とJT東日本原料本部工場跡地に位置する大型マルチテナント物流施設「DPL福島須賀川」の開発を手掛けてきた。現在は、県内で両物件に続くマルチテナント型物流施設として「DPL郡山II」の開発を進めている。 - 静岡県で延べ9万m2超えのマルチテナント型物流施設が竣工、大和ハウス
大和ハウス工業は、顧客の事業スキームに合わせて、専用の物流施設をコーディネートする物流プロジェクト「Dプロジェクト」を推進している。Dプロジェクトでは、オーダーメイド型のBTS型物流施設と、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能なマルチテナント型の物流施設を開発しており、全国251カ所で物流施設の開発を手掛けてきた。 - 大和ハウス工業が沖縄で延べ12.3m2のマルチテナント型物流施設を開発
大和ハウス工業は、沖縄県豊見城市で、物流施設「DPL沖縄豊見城」と「DPL沖縄豊見城II」から成るマルチテナント型物流施設の開発に着手した。両施設の延べ床面積を合わせた総延べ床面積は、沖縄コンベンションセンター約6個分に当たる約12.3万平方メートル。 - 大和ハウス工業らが大阪府で延べ11万m2超えの物流施設を開発
大和ハウス工業とフジタは2015年10月に、茨城市の彩都東部中央東土地区画整理事業地内で、産業団地「茨木北テクノタウン」の開発をスタートし、既に茨木北テクノタウンの3区画で物流施設が稼働している。両社は2020年11月1日に、茨木北テクノタウンで、最大10社のテナント企業が入居可能なマルチテナント型物流施設「DPL茨木北」の開発に着手した。