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従来機より速度や燃費を向上した諸岡のキャリアダンプ、荷台に耐摩耗「HARDOX」採用第4回 建設・測量生産性向上展(1/2 ページ)

諸岡は、従来機と比較して、CO2の排出量削減や燃費の向上、最高速度をアップさせたキャリアダンプ「MST 110C」と「MST 110CR」を年内にも発売する。

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 諸岡は、「第4回 建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)」(会期:2022年5月25〜27日、幕張メッセ)で、新型のキャリアダンプ「MST 110C」と「MST 110CR」を披露した。会場で諸岡 技術部 技術課 主任 村中彰氏に、2022年内に発売予定のMST 110CとMST 110CRの新機能について聞いた。

CO2の排出量と騒音を低減する「オートデセル機能」を搭載


諸岡 技術部 技術課 主任 村中彰氏

――MST 110Cの新機能

村中氏 MST 110Cは不整地運搬車で、排ガス4次規制に応じ、政府が施行したオフロード法2014年基準に適合するカミンズ製の「QSB6.7エンジン」を搭載し、アイドリング状態が続くと、エンジン回転数を自動で下げて燃費が向上。CO2排出量と騒音を低減する「オートデセル機能」も備えている。

 さらに従来機との速度比較ではスピードが5%アップし、操作面では直感的な運転ができる電子制御のジョイスティックコントローラーを装着している。電子制御ジョイスティックコントローラーは、電子信号で動作をコントロールするので、緊急停止や遠隔操作に対応する他、加速や曲がり方をプログラミングで設定可能だ。


キャリアダンプ「MST 110C」

 走行速度に関しては、電子制御ジョイスティックコントローラーで高速と低速を操れるだけでなく、実装した「HSTスピードモード」により、両速度を3段階で調整できる。また、車両に取り付けられた荷台の素材には耐摩耗鋼板「HARDOX」を採用し、耐久性を高めている。

 キャブは、転倒保護構造(ROPS)で、現行機よりも大型のミラーを装着して車両右側の視認性を高めた。加えて、これまでの車種に比べ、オイルフィルター類を集中配置。尿素タンクとエアクリーナー類も車両右側のメンテナンスしやすい位置に集約している。


キャリアダンプ「MST 110C」の荷台

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