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「博多」駅至近で中規模のハイグレードオフィスビルが着工、鹿島建設プロジェクト

鹿島建設が、九州勧業とともに開発を進めているオフィスビル「(仮称)九勧博多駅前三丁目計画」が2021年12月に着工したことを公表した。九勧博多駅前三丁目計画は、JR「博多」駅の博多口から徒歩5分という好立地に、地上11階建ての賃貸オフィスビルを建設するもので、2023年4月に竣工予定だ。基準階の執務空間は天井高2.8メートルの無柱空間を実現し、共用部にはテナント専用の会議室や屋上テラスを設ける。

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 鹿島建設が、九州勧業とともに開発を進めているオフィスビル「(仮称)九勧博多駅前三丁目計画」が2021年年12月に着工したことを2022年1月21日に発表した。

最上階には入居者専用の貸会議室や屋上テラス、共用パントリーを設置

 今回のオフィスビルは、S造(柱:CFT造)地上11階建てで、事務所と店舗で構成される。1階に設ける店舗区画や施設の前面に設けたオープンスペース、植栽帯などの屋外空間では、オフィスワーカーが昼食を楽しめるようにし、にぎわいを創出する。


建物の完成予想パース(建物外観) 出典:鹿島建設プレスリリース

 建物における基準階の執務空間は、長辺(南北)方向が約42メートルで、短辺(東西)方向約は12メートルのスペースとし、貸室面積561.983平方メートルの無柱空間を実現。これにより、レイアウトの自由度が高く、フロア全体を見渡せる開放的な執務環境を構築し、入居者の業務効率向上に貢献する。


建物の屋上テラス(左)とエントランス(右)の完成イメージ 出典:鹿島建設プレスリリース

 さらに、執務室は最大4分割まで可能な設計としている他、基準階共用部には男女の個室数を変えられるトイレプランを採用し、入居者の多様なニーズに応じる。最上階(屋上階)には、入居者専用の貸会議室、屋上テラス、共用パントリーを設置する。

 加えて、共用パントリーは、屋上テラスと一体となった明るく開放的な空間とし、オフィスワーカーのリフレッシュやワーカー同士のコミュニケーションを促す。建物のメインファサードは、敷地形状を最大限に生かした緩やかな曲面を備え、ガラスカーテンウォールの垂直方向に設置したフィンにより、洗練された印象を演出する。


建物の外構の完成イメージ 出典:鹿島建設プレスリリース

九勧博多駅前三丁目計画の概要

 今回のビルは、S造(柱:CFT造)地上11階建てで、延べ床面積は7819.79平方メートル。所在地は福岡市博多区博多駅前三丁目で、敷地面積は1202.29平方メートル。設計・施工は鹿島建設 九州支店が担当し、竣工は2023年4月を予定している。


建物の位置図 出典:鹿島建設プレスリリース

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