ニッタンとテクサー、ビル統合管理システムと防災設備とのデータ連携検証：FM

ニッタンとテクサーは、東京建物が管理する「東京建物日本橋ビル」にて、ビル統合管理システム「Dynamic Building Matrix」と防災設備とのデータ連携の検証を行っている。

[BUILT]

　ニッタンとテクサーは、東京建物が管理する「東京建物日本橋ビル」にて、ビル統合管理システム「Dynamic Building Matrix（以下、DBM）」と防災設備とのデータ連携の検証を行っている。

　今回のデータ連携では、火災発生時に防災センターの火災受信機が発信するアラームを、コンバータを用いてニッタンのクラウドに転送する。その後DBMに連携し、関係者の専用端末管理画面に情報を送信する。

　また、DBMの監視環境外の関係者には、電子メールにて警報情報を配信する。全ての関係者がリアルタイムに火災情報を把握できるため、素早い初動対応などが可能となる。

　さらに、ニッタンの屋内位置情報システム「B Catch Now」の技術を活用する。同技術により、火災発生時に施設内の人の位置をリアルタイムで表示できるため、初期段階での消火や迅速な避難誘導、消防の救助活動のサポートなどが可能となる。

　テクサーは今後、東京建物日本橋ビルにて検証を継続するほか、複数棟のビル管理も可能とすることで、エリア全体でのビルマネジメント業務の効率化を図る。

データ連携イメージ　出典：ニッタンプレスリリース