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コンクリ内部のハンディ探査機に新モデル 構造物60cm内部も“透視”メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2021(2/2 ページ)

KEYTECがインフラ構造物の点検用に販売しているハンディ型探査機器は、電磁波レーダでコンクリート内部に埋設された鉄筋や配管、配線などをモニターに表示する。これにより、掘削しても良いところと気を付けるべき箇所が施工前に確認できるようになる。新モデルでは、深度60センチまでに対応して、コンクリート内部の埋設物や空洞を検出し、機能を厳選したことで操作もシンプルとなっている。

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土砂化した部分を自動判別して位置をマッピング

 ハンディタイプの探査機では、本体モニターにコンクリート内部の埋設物をリアルタイムに映し出す。映像は、データとして保存され、報告書などに活用できる。

 KEYTECでは、報告書作成までの作業を効率化するソフトウェアも開発している。専用ソフト上では、探査機が取得したデータの感度を補正して見やすくしたり、Excel形式での出力にも対応している。

 この他、KEYTECは、道路の舗装面を探査したデータから土砂化の位置をマッピングするソフトも開発中。一般的な高速道路では、ベースとなる部分をコンクリートで作り、その上にアスファルトの舗装を施す。しかし、アスファルトは道路の使用に応じて劣化し、厚みが薄くなるため、コンクリートも亀裂などによって土砂化することがある。

 その点、開発中のソフトでは、土砂化を自動で判別し、位置を特定することで、その後の工事計画が立てやすくなるという。


路面化の土砂化を判別し、位置を視覚的にマッピング

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