物流施設「MCUD 川崎I」BELSとCASBEE両方で最高評価を取得:プロジェクト
三菱商事都市開発は、物流施設「MCUD川崎I」において、「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」で最高位の「5つ星」を、「CASBEE不動産評価認証」で最高位の「Sランク」を取得した。
三菱商事都市開発は、同社が開発し保有する物流施設「MCUD川崎I」において、2021年11月30日付で「建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)」で最高位の「5つ星」を、2022年3月18日付で「CASBEE不動産評価認証」で最高位の「Sランク」を取得した。
同社は、不動産開発事業において、環境・省エネルギー対策やエネルギー利用の効率化と、環境への配慮と環境負荷低減によって生じる環境価値の向上に努めており、これらの取り組みの一環として、BELSおよびCASBEEを取得したものだ。
MCUD川崎Iは、敷地面積5万4339.00平方メートル、延床面積9万9072.65平方メートル鉄骨造4階建で、2016年2月に完工。2018年5月に増築部も完工している。
BELSは国土交通省が主導し、建築物のエネルギー消費性能の見える化を通じて、性能の優れた建築物が市場で適切に評価され、選ばれる環境の整備などを目的とし、全ての建築物を対象とした省エネルギー性能などに関する評価・表示を行う制度だ。
CASBEEも国土交通省が主導し、環境評価の結果を不動産評価に活用することを目的とした評価ツールで、省エネルギーや省資源、リサイクル性能など環境負荷低減の側面に加え、景観への配慮なども含めた建築物の環境性能を総合的に評価する。評価認証は有効期限は5年間であり、今回の認証の有効期限は2027年3月17日だ。
今後も、入居するテナントとも協力し、建物の環境性能向上による自然環境保全へ取り組んでいくとしている。
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