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自動ドアにビーコン搭載の「OMNICITY」、入店時にクーポン表示や店員呼び出しなどが可能に第6回 ジャパンビルド−建築の先端技術展−(2/2 ページ)

オプテックスが提案する自動ドアに新たな機能を追加した「OMNICITY」は、自動ドアのセンサー部分にビーコンを追加することで、店舗や施設などで通過する際に、人の入退を検知し、タイミングを合わせた情報発信やクーポン配布、スタッフの呼び出しなど、これまでにないサービスが実現できる。

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1台の天井カメラで人の動きを把握するソリューション

 今回の展示では、関連する技術として、天井に取り付けた1台の360度カメラで店舗内の人数や人の動きをデータ化するソリューションも紹介した。

 人流検知のソリューションは、オプテックスのグループ会社技研トラステムが提供している。1台のカメラで人の動き、店舗内のどのポイントに何秒立ち止まったかや店舗内をどう移動したかなどをデータ化する。集積したデータは、商品の展示を変更したときの効果や効率的な人の流れの検証に役立つ。


天井に取り付けた360度カメラ1台で、店舗内の人の移動を検出

 同様の技術は他にもあるが、技研トラステムのシステムは1台のカメラのみで、店舗内の状況が分かるので導入がしやすい。1台のカメラで対応可能な範囲は最大10?10メートル。その範囲内で、最大25のエリアまでを設定できる。

 計測するデータは、来店中の人数や通路の通行者数、コーナーごとの立ち寄り数や率、滞在時間など。レジ前をチェックポイントに設定すれば、会計の混雑具合も見える化される。データは、店内のスタッフに通知すれば、混雑時のレジ応援が自動化できることにもなるだろう。


店舗内の人の数はもちろん、人の移動軌跡もデータ化

データは、ダッシュボードで一元管理。来店者の絶対数だけでなく、“率”も表示できるので、さまざまな店内サービスの効果も数値化される

 人流検知のソリューションは、イベントや店内レイアウト変更などの評価はもちろん、商品の補充やレジ対応といった日常業務でも力を発揮する。カメラ1台での運用のために、年齢や性別までの把握は難しいが、店舗やイベントスペースなどでは運営効率化につなげられそうだ。

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