血液認証装置導入の家具家電付き賃貸マンションが大阪府で着工、三菱地所レジデンス:プロジェクト
三菱地所レジデンスは、大阪府吹田市江坂1丁目で開発を進めていた賃貸マンション「ザ・パークハビオ 江坂公園」が着工したことを公表した。ザ・パークハビオ 江坂公園は、三菱地所レジデンスで初めて血液認証装置を導入し、入居者が鍵を持たなくても指だけでエントランスや各住戸、宅配ロッカーを開けられるようにする。また、開発地の江坂は転勤者が多いエリアとして知られており、ザ・パークハビオ 江坂公園も転勤者や単身赴任者からのニーズが見込まれている。
三菱地所レジデンスは、大阪府吹田市江坂1丁目で開発を進めていた賃貸マンション「ザ・パークハビオ 江坂公園」が着工したことを2022年1月28日に発表した。
「江坂」駅から徒歩3分の場所に立地
開発地はは大阪メトロ御堂筋線「江坂」駅から徒歩3分の場所にあり、新幹線やオフィス街への交通利便性に優れている。周辺には商業施設が林立しており、買い物もしやすく、公園も近くにあり良好な住環境が整っている。
ザ・パークハビオ 江坂公園は、三菱地所レジデンスの賃貸マンションブランド「ザ・パークハビオ」で初となる全戸家具家電付きで、各専有部には「ホテルスタイル」「ダイニングスタイル」「ワークスタイル」「アウトドアスタイル」といったコンセプトを設定しており、コンセプトに合った家具と家電を部屋に備える。
そのため、入居者は、初期費用や入居準備の手間を抑えられるだけでなく、一時的に使用する住まいとしても使え、インテリア性の高い豊かな空間も楽しめる見通しだ。さらに、全住戸がワークスペースに特化した部屋とし、在宅勤務でも役立つ見込みだ。
家具に関しては、ジェフサとその加盟店である米三との共同取り組みにより、5年間のメンテナンスサービスを付帯し、家具の補修や部品交換などに対応している他、ソファやマットレスなどの家具は使用頻度が高く消耗も早いが、入居から時間が経過しても快適な住空間を維持できる仕組みを構築し対処する。
建物内に設けるエントランスなどの主要な出入り口や各住戸、宅配ボックスの解錠には、通常の鍵だけでなく、血液認証装置を導入する予定だ。血流認証装置は、指の血管パターンを利用した生体認証技術の1つで、ザ・パークハビオ 江坂公園ではバイオニクス製の「AQUBIO」を採用する。
AQUBIOは、あらかじめ登録したデータを認証時の撮影データと照合させて、認証すればドアなどを解錠する仕組みで、専用アプリと連携すると、開錠時に、心拍数や血中酸素飽和濃度の測定・記録も行える。なお、賃貸マンションへの血流認証装置の導入は三菱地所レジデンスで初となる。
ザ・パークハビオ 江坂公園の概要
ザ・パークハビオ 江坂公園は、RC造地上12階建てで、延べ床面積は2841.53平方メートル。所在地は大阪府吹田市江坂町1丁目20番6、7、8(地番)で、敷地面積は666.55平方メートル。総戸数は88戸で、間取りは1Kで、専有面積は26.13〜26.56平方メートル。設計・監理は日企設計が担当し、施工は柄谷工務店が担い、引き渡しは2023年6月下旬を予定している。
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