未活用の防犯カメラ休眠映像、クラウドカメラ導入で現場課題を改善:調査レポート
セーフィーは、全国の20〜60代のの管理職層800人を対象に、2022年2月23日〜2022年2月27日の期間、現場における映像データの活用に関する実態調査を行った。各業界の現場に映像データの活用により解決可能な課題が存在し、クラウドカメラ導入が改善の鍵となっている。
セーフィーは、全国の20〜60代の飲食業・小売業・建築業・医療業の管理職層800人を対象に、2022年2月23〜27日の期間で、現場における映像データの活用に関する実態調査をインターネット上で行った。
まず、映像の確認頻度では、録画型カメラ利用者の2人に1人が映像をほとんど確認しておらず、映像データが活用されていないこと、クラウドカメラ利用者では約半数が週に1回以上確認、3割以上が毎日確認と映像の確認頻度が高いことが分かった。
録画型カメラには、「画質が悪い」「確認が面倒・大変」「コストが高い」という課題があるが、クラウドカメラは高画質でスマートフォンやPCで映像を確認でき、カメラ本体の料金や利用料も手頃なものがあり、これらの課題を解決できる。
クラウドカメラを「特徴まで詳しく知っている」人はわずか5.1%で、認知度は非常に低い。内訳は建築業が36%と最も多く、続いて飲食業、医療業、小売業と続いた。「なんとなく聞いたことはあるが、よく知らない」人は、小売業を筆頭に、建築業、医療業、飲食業と続いた。
クラウドカメラを導入しない理由は、1位「必要性がないから」49.8%、2位3位がコスト面の懸念、4位以降は人材や手間、システムの理解など、運用面を懸念する声が続いた。「必要がないのでは」「コストがかかるのでは」「運用が大変なのでは」という誤解も明らかになった。
管理職の約3割程度が抱える現場課題は、クラウドカメラやその映像データを活用して解決可能なものが多いが、大半の人がそれを知らない実態も判明した。
また、各業界の管理職が抱える現場課題も、クラウドカメラを防犯以外の多様な用途で活用することで解決できるが、6〜8割の管理職はそのことを認知していない。
クラウドカメラの映像データの活用により、「現場の環境が良くなると思う」「仕事の質が良くなると思う」は約半数であったが、クラウドカメラの機能を理解している人では、約7割に上る。
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