アットホーム、不動産取引書類のオンライン化&電子サイン実態調査:調査レポート
アットホームは、2020年4月以降に物件を購入または賃貸物件を新規で契約・更新・解約した全国の18〜50歳の男女440人を対象に、書類のオンライン化・電子サインの実態と今後の希望について調査を行った。
アットホームは、2020年4月以降に物件を購入または賃貸物件を新規で契約・更新・解約した全国の18〜50歳の男女440人を対象に、書類のオンライン化および電子サインの実態と今後の希望について、インターネットによるアンケート調査を実施した。調査期間は、2021年7月27〜30日。
購入時における書類のやりとりは「対面(手渡し)」がトップとなり、72.1%が今後も対面を希望した。一方、「メール」「LINE」「不動産会社のWebページ」などのオンラインでのやりとりは、実態が7.4%、今後の希望が13.2%とオンラインへ移行したいと考えている人が一定数いることが分かった。
また、購入時における署名・押印の方法は実態・今後の希望ともに「手書きで署名・押印(対面)」が多数を占めた。
賃貸契約・解約時における書類のやりとりは、実態・今後の希望ともに「対面(手渡し)」がトップとなった。オンラインでのやりとりについてはいずれの段階でも、実態と今後の希望に10ポイント前後の差があり、オンライン化を希望する人が購入時よりも多いことが分かった。
「電子サイン」は現状1割前後で行われているものの、今後の希望については電子サイン化を希望する傾向がみられた。
契約・更新・解約手続きの中では、3割以上が「書類などの確認」「不動産会社への連絡」などにおいて、オンライン化を希望していることが分かった。これらの行動は、不動産会社とやりとりする上で特に大変だと感じる人が多いことも調査の結果明らかになった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 京都府の賃貸物件で人気の最寄り駅ランキング、総合1位は「今出川」駅
アットホームは、不動産情報サイト「アットホーム」における賃貸居住用物件のコーナーで、閲覧数が多い人気の駅をまとめた「アットホーム人気の駅ランキング 京都編」を公表した。ランキングでは、総合順位と単身世帯向け物件のカテゴリーで「今出川」駅が1位にランクインし、単身世帯を中心に今出川駅が人気なことが分かった。 - アットホーム、賃貸物件のオンライン入居申込サービスで新たに1社と連携
アットホームは、オンラインで賃貸物件の入居申込が可能な「スマート申込」において、家賃債務保証会社のあんしん保証と新たに連携した。これにより、連携会社は計37社となっている。 - 2021年下半期に問合せが多かった賃貸物件の条件・設備は家賃ダウンとネット無料
アットホームは、2021年7月以降に賃貸居住用物件を探している顧客を担当した全国のアットホーム加盟店726店を対象に、2021年12月17〜24日にインターネット上でアンケート調査を行い、その結果をまとめた「不動産のプロが選ぶ!“2021年下半期 問合せが多かった条件・設備”ランキング」を公表した。今回のランキングによれば、条件編では「毎月の家賃を下げたい」が、設備編では「インターネット接続料無料」が1位となった。 - 首都圏の「新築戸建」平均価格は4170万円、2017年1月以降最高額を更新
アットホームは、2021年12月時点での首都圏における「新築戸建」の価格動向を発表した。平均価格は4170万円で2017年1月以降最高額を更新した。