ニュース
復建調査設計とアジア航測、広島駅北側の3D都市プロジェクト開始:プロジェクト
復建調査設計およびアジア航測は、「広島駅エリア デジタルツイン プロジェクト」を開始した。広島駅北側の「エキキタ」エリアをモデル地区とした3D都市モデルを作成し、災害リスクに関する情報や人流情報、地域の観光資源といった情報を重ね合わせる。
復建調査設計およびアジア航測は2022年1月、「広島駅エリア デジタルツイン プロジェクト」を開始すると発表した。
同プロジェクトでは、航空センサーやSLAM(地上センサー)、MMS(車載センサー)などを用いて、広島駅北側の「エキキタ」エリアをモデル地区とした3D都市モデルを作成する。さらに、災害リスクに関する情報や人流情報、地域の観光資源といった情報も重ね合わせる。
国土交通省が進める「Project PLATEAU」のデータ製品仕様に準拠してデータ化する。民間サービスとして、住民や事業者、来訪者などへの情報提供を目指す。
両社はプロジェクトの第1弾として、既に地域情報可視化のベースとなる3次元都市モデルを整備したほか、可視化プラットフォームを構築した。
今後は、災害時の避難支援や歩行者支援、地域イベント支援といったサービス展開を想定している。コンテンツを拡充するほか、データやサービスの提供方法などの検討を進める。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- AIGIDが地下埋設物を3Dで可視化、地下工事に伴う埋設照会や立ち合いを省力化
AIGIDは、国土交通省のオープンデータ「国土交通データプラットフォーム」と、自治体広域エリア(千葉県柏市、静岡県三島市、大阪府富田林市)を対象に地下埋設物の3Dデータを可視化する実証実験を行った。 - 「地盤安心マップPRO」に土砂災害レッドゾーン情報リスト閲覧機能
地盤ネットは、多数の地盤・災害・不動産情報が閲覧できる住宅事業者向けサービス「地盤安心マップPRO」の、フラット35Sの要件変更に対応し都道府県の土砂災害ハザードマップを確認できる機能追加版を公開した。 - スマホやタブレットでGISデータを取得できるAndroid用アプリ、ライカジオシステムズ
ライカジオシステムズは、測量業務を高精度かつ効率化できるGISデータを取得するAndroid用アプリを発売する。 - GISや点群などAI発展のカギは“データ利活用” 首都高や阪神高速の事例【土木×AI第6回】
連載第6回は、AI発展のカギとなる多種多様なデータ活用の在り方に関して、首都高や阪神高速などの事例をもとに解説していきます。