コロプラがクリエイターが望むオフィスを都内で構築、最先端の感染症対策も導入:導入事例(4/4 ページ)
コロプラは、東京都港区の複合施設「東京ミッドタウンイースト」で、科学的根拠に基づく最先端の感染症対策を施したオフィスを実現し、そのオフィスに移転した。新オフィスではゲームクリエイターが出社したくなる環境も構築している。
ゲームコーナーや図書館を完備
内覧会では、建物5階のフリースペース「コロパーク」や立ちミーティングスペース、個人用作業集中ブース、ゲームコーナー、さまざまな書籍を用意した「クマ図書館」、マッサージルーム「Kuma SPA」、6階のエントランス、来客エリアを披露した。
コロパークは休憩や食事に使えるフリースペースで、マスクを外す機会が多いエリアなため、対面となる座席にはパーテーションを設けている。立ちミーティングスペースは、各所に配置されており気軽に使え、従業員のコミュニケーションを促進する。
個人用作業集中ブースは、リクライニング機能付きの座席を配置しており、業務に専念でき、研究開発での利用を目的としたゲームコーナーはレトロゲームや最新機種を用意している。クマ図書館は、専門書、雑誌、漫画、ビジネス書を陳列したスぺ―スとなっている。Kuma SPAは、国家資格を保有したプロのマッサージ師が常駐し、従業員であれば無料で就業時間内にマッサージを受けられる。
エントランスは、シンプルなデザインを採用し、コロプラ創業者の馬場功淳氏が位置ゲーム「コロニーな生活」の開発で活用したサーバ「HAKASE」を展示している。来客エリアは、13室で構成され、室名にはコロニーな生活のアイテム名を採用し、一部の部屋には社内クリエイターが作成したアートが飾られている。
また、リノリウムを用いた床は、足音が響きやすいため、5〜6階の天井には遮音パネルを取り付け、来客エリアの13室には絨毯を敷き、防音対策している。
今後の展開について、原井氏は、「現在、新型コロナウイルス感染症のオミクロン株が国内で拡大しているため、出社率を30%以下に抑えているが、状況が緩和された際には、出社率を70〜80%に引き上げ、新オフィスを運用していく見通しだ」とコメントした。
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