コロプラがクリエイターが望むオフィスを都内で構築、最先端の感染症対策も導入:導入事例(3/4 ページ)
コロプラは、東京都港区の複合施設「東京ミッドタウンイースト」で、科学的根拠に基づく最先端の感染症対策を施したオフィスを実現し、そのオフィスに移転した。新オフィスではゲームクリエイターが出社したくなる環境も構築している。
防音性に優れ換気量は40秒当たり1回転
コクヨ製の個室ブースは、在宅勤務者のオンライン会議や集中作業で使用し、換気量は40秒当たり1回転で防音性も高い他、パーテーションが取り付けられ1対1のミーティングが行えるタイプも用意している。
ダクトの追加は、換気量を強化しただけでなく、二酸化濃度が低下し従業員の健康と生産性が高まり、調湿能力も増えた。一例を挙げると、2月におけるコロプラオフィスの湿度は、移転前と比較して20%アップした。
エアリーソリューションは、2021年12月にパナソニック エレクトリックワークス社が発売したもので、調光照明器具やルーバー、温湿度センサー、人感センサー、CO2センサー、HEPAフィルターなどで構成される。特徴は、天井部に取り付けられたルーバーから吹き出される空気が、周辺の空気を巻き込み(誘因気流)、下方向に流れる均一な面気流を発生し、浮遊するエアロゾル※2を床に落とす点。
※2 エアロゾル:一般に飛沫はその重力により吐出された場所から1〜2メートルの場所で落下するとされているが、エアロゾルと呼称される小さな飛沫は換気の悪い空間では長時間浮遊すると考えられている
さらに、0.3枚マイクロメートル以上の粒子を99.97%以上捕集する高性能のHEPAフィルターを備え、HEPAフィルターは毎分1万2000リットルの空気を浄化しルーパーから吹き出す。
パナソニック エレクトリックワークス社の谷口氏は、「エアリーソリューションは、大風量の気流によりルーバーの直下だけでなく、周囲の空間に対しても清浄な空気を供給する。加えて、本体下部と周辺の空気を吸引し、室内の花粉やPM2.5の汚れを浄化できる。なお、エアリーソリューションの採用は今回が初で、2022年度は200台の導入を目標に掲げている」と述べた。
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