船橋市に1万人収容のミクシィと三井不の新アリーナ、設計・施工は清水建設:プロジェクト(2/2 ページ)
千葉県船橋市に、収容1万人規模の大型多目的アリーナが2024年春に開業する。新アリーナの建設は、隣接地で大型商業施設「ららぽーとTOKYO−BAY」を運営する三井不動産と、プロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」を傘下に持つミクシィが計画するプロジェクト。
スポーツを軸にした街づくりと地域に愛されるプロバスケチームへ
三井不動産は船橋エリアで、1981年に三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY(開業当時の名称:ららぽーと船橋ショッピングセンター)を開業以来、“経年優化”の思想のもと、大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」、屋内型スケートリンク「三井不動産アイスパーク船橋」の誘致、マンション分譲などの多角的な街づくりに携わってきた。
今回のプロジェクトでは、スポーツを軸にした街づくりの旗印として「BE THE CHANGE さぁ、街から世界を変えよう。」をスローガンに掲げ、「発信する」「つなぐ」「受け入れる」というテーマのもと、自らが変化となり、街づくりを起点に、人や地域や社会に良い変化を創り出し、変えていくことを目標としている。
ミクシィは現在、「エンタメ×テクノロジーの力で、世界のコミュニケーションを豊かに」を中期経営方針に定め、共遊型スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」の提供を開始するなど、最新のテクノロジーを駆使したエンターテインメントやスポーツ領域での事業成長に注力。また、近年はプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツふなばし」やJリーグクラブ「FC東京」をグループ会社化するなど、プロスポーツチームの経営にも力を入れている。
千葉ジェッツふなばしは、コロナ以前は観客動員の増加により、主催試合での満員開催が増え、多くの観戦希望者がチケットを購入できないなど、観戦環境の整備に課題があったという。今回、約1万人規模のアリーナを新たに建設することで、多くの人々に試合観戦の機会を設け、より地域に愛されるチームとなることを期待している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- リテール&ロジスティクス:プロロジスが東京・墨田区で多機能賃貸物流施設の開発に着手
プロロジスは、東京都墨田区押上で、スカイツリー付近にある既存施設を都市型賃貸用物流施設「プロロジスアーバン東京押上1」にリノベーションする工事を2022年2月に開始した。プロロジスアーバン東京押上1は、2022年2月にリノベーション工事に着手し、2022年夏頃に完成する予定で、物流スペースを含む多機能なビジネス拠点を必要とする企業に賃貸する見込みだ。 - プロジェクト:登録有形文化財「通天閣」で体験型アトラクションが着工、竹中工務店ら
通天閣観光、竹中工務店、タンデムの3社は2021年9月、大阪市浪速区の展望台「通天閣」に体験型アトラクション「TOWER SLIDER」を取り付ける工事に着手した。TOWER SLIDERの完成後は、国内外の一般消費者に対して面白さと楽しさを訴求し、通天閣の新しい魅力発信ツールとして積極的に活用する。 - ファシリティマネジメント フォーラム 2021:BIMを活用した“不動産管理DX”のゴール、東京オペラシティの維持管理にBIM連携でFM高度化
従来の不動産業界のとくに管理部門では、担当者の経験やノウハウに依存していた。暗黙知を脱するためには、AIやクラウド、そしてBIMを活用した“不動産管理DX”を実現することが避けては通れない。仮に不動産情報がBIMと連携すれば、維持管理の高度化や生産性の向上、さらには施設の長寿化やコスト最適化ももたらされる。 - 施工:空洞補修工事の作業効率化と充填効果を向上「ジュウテンバッグ」
アキレスは、港湾・河川・湖などの護岸や橋梁などのインフラ施設における空洞補修工事の作業を効率化し、充填効果を向上する「ジュウテンバッグ」を全国で販売開始。既存工法の課題であった、水中での充填材の流出を防止し、大型重機も必要としない。 - プロジェクト:隠し扉やバーカウンターを設置、新型のオフィスビルが東京都渋谷区で誕生
リアルゲイトは、東京都渋谷区神宮前で改修工事を進めていたイノベーションオフィス「the Folks BY IOQ」が完成したことを公表した。 - 産業動向:産業廃棄物処理施設向けのホウ素排水処理技術、ランニングコストを6分の1に低減
NECファシリティーズは、廃棄物埋立処分場向けに繊維状キレート吸着材を用いたホウ素除去技術の開発に成功した。さらに、実施設へ導入し、優れた運用性能とコストメリットを実証した。 - リテール&ロジスティクス:愛知県弥富市で延べ25万m2の物流施設を開発、Hines
Hinesは、愛知県弥富市で、既存の物流施設を取得したとともに、物流施設「弥富ディストリビューションセンター」の開発を進めている。さらに、現在、新規開発の設計と許認可申請を推進し、起工式の開催は2022年3月を予定している。また、今回のプロジェクトはHinesにとって日本初となる物流施設の取得と開発であり、アジア太平洋地域ではこの1年間で5件目となる物流施設への投資となる。