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パナソニックがアイススポーツ施設のライティングをサポート、多様な利用形態に対応する劇場空間を創出:LED(2/4 ページ)
パナソニック エレクトリックワークス社は、屋内/屋外を問わず、高度なライティング技術を多くの自治体や公共施設に提供している。青森県八戸市の「FLAT HACHINOHE」でのアリーナ照明設備もその一つだ。FLAT HACHINOHEは、近隣の小・中学生のスケート授業からプロチームのアイスホッケーまで、各種アイススポーツに利用されており、フロアを転換することで、氷上以外の多彩な催しの場ともなっている。
光の演出をサポートする常設照明
FLAT ARENAの内部は、客席を含めた施設全体で空間演出を有効に行えるよう配慮されている。例えば内部の壁は光を反射しないマットな黒とし、鮮やかなLEDによる表示を引き立てる。また、小型のスピーカーも数多く配置し、どの場所にいても良好な音響が楽しめるように計画されている。
この他、迫力ある観戦を楽しめるように、客席とリンクの距離を法令が定める限界まで近づけた。また、前席に座る人の頭が観戦の邪魔にならないよう、客席の配置を急な勾配にするなど、従来のアリーナとは異なる設計思想で建築されている。
FLAT ARENAでは、試合の進行や状況に合わせてその場を盛り上げる映像コンテンツが用意されている。リンク中央の大型ディスプレイや観客席を取り囲むように装備されたリボンビジョンでは、得点やチームの紹介時などにダイナミックなビジョン演出がなされる。試合の休憩時間などには、プロジェクターで氷上へ映像コンテンツを投影することもできる。
プロチームの試合にも使われるため、その場を盛り上げる照明や音の演出が効果的になる空間設計がなされている。得点や選手交代などの時には、鮮やかなLEDビジョンで演出が行われる。コンテンツの表示は、あらかじめ登録したものを専用タブレットで選ぶだけでOK
こうしたビジョン演出を効果的に見せるため、FLAT ARENA内のLED照明には細心の注意が払われている。
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