千葉県流山市で延べ32万m2の物流施設が竣工、保育施設・コンビニ・カフェも完備:リテール&ロジスティクス(1/2 ページ)
大和ハウス工業は、千葉県流山市で計画を進める「DPL流山プロジェクト」で、物流施設「DPL流山I」「DPL流山III」に続き、3棟目となる「DPL流山IV」が竣工したことを公表した。
大和ハウス工業は、4棟のマルチテナント型物流施設を開発する「DPL流山プロジェクト」の一環として、千葉県流山市で計画を進めていた物流施設「DPL流山IV」が2021年10月31日に完成し、同年11月1日に稼働したことを発表した。
敷地を奈良県の代表的なシンボルが連想される5色でゾーン分け
DPL流山プロジェクトの開発地は、常磐自動車道「流山インターチェンジ(IC)」から約2.5キロと近接しており、首都圏から東日本全域までアクセスできる場所に位置している。さらに、「成田国際空港」「東京国際空港」といった空路や「東京港」などの海路へのアクセスにも優れ、国内外への物流をカバーする。
今回のプロジェクトは、マルチテナント型物流施設「DPL流山I〜IV」といった4棟の開発を目的にしている。各物流施設のつながりを考慮し、「サクラ並木ゾーン」「クスノキ並木ゾーン」「ツツジ・メタセコイア並木ゾーン」といった多様なエリアを配置した。各所には、四季を通して花や草木を楽しめるように、植栽にこだわり、DPL流山IVの施設内には四季を感じられる「四季のひろば」を設けた。
加えて、大和ハウス工業の創業者である石橋信夫氏が生まれた奈良県の代表的なシンボルが連想される5色の色を用いてゾーン分けした。
具体的には、古都奈良の文化財をモチーフにした赤色のAゾーンや河川「吉野川」をイメージした水色のBゾーン、林業を表現した緑色のCゾーン、藤の花を表した紫色のDゾーン、奈良県鳥「こまどり」を意識した黄色のEゾーンで敷地内を区分けし、利用者がどの位置にいるか分かりやすいように仕上げた。敷地内のトイレや駐車場などのサインにはオリジナルのピクトグラムを使用し、理解しやすいようにした。
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