沖縄県浦添市で延べ1.6万m2の分譲マンションが着工、大和ハウス工業:プロジェクト
大和ハウス工業は、沖縄県浦添市で開発を進める分譲マンション「プレミスト浦添港川」が2021年6月1日に着工したことを公表した。同社は、プレミスト浦添港川のショールームを2021年9月25日にオープンしている。同年12月中旬には専有部の販売をスタートする。
大和ハウス工業は、沖縄県浦添市で開発を進める分譲マンション「プレミスト浦添港川」の概要を2021年9月24日に発表した。
オンライン会議も可能な3室の個室スペースを完備
開発地は、国道58号線沿いにあり、2018年に行われた沖縄西海岸道路浦添区間の開通で交通利便性が向上した西海岸エリアに位置する。周辺には、スーパーマーケットなどの商業施設だけではなく、飲食店、病院、公共施設、教育施設が林立しており、生活しやすい環境を備えている。
さらに、1960年代に外国人向けの賃貸住宅エリアとして開発され、現在は残存する建物を活用した飲食店や雑貨店などが立ち並ぶ「港川外人住宅街(港川ステイツサイドタウン)」と、2019年にオープンし、バラエティ豊かな約250店舗が出店する大型商業施設「サンエー浦添西海岸PARCO CITY」もある。
加えて、那覇空港からは車で約23分のエリアに存在し、セカンドハウスや二拠点居住といった需要にも応える。
プレミスト浦添港川は、総戸数が168戸で、間取りは2LDK〜4LDKで構成された全12タイプを用意する。専有面積が66〜83.37平方メートルの専有部には、リビングと別の部屋をつなげる「ウォールドア」や空間を自由に仕切れる「可動収納」などを採用し、自由度の高い住まい方を提案。そして、最大奥行き2.7メートルのバルコニーを搭載し、屋外の解放感を日常に取り入れる。
共用部としては、1階のラウンジ横に、全8席の「ワーキングスペース」を設ける他、共用Wi-Fiやコンセントを完備し、オンライン会議なども可能な3室の個室スペースを配置して、快適なテレワークを支援。屋上にも共用のWi-Fiを搭載し、ワーケーション感覚で働ける環境を構築する。
また、写真家の岡本尚文氏や若手作家の泉川のはな氏といったアーティストの写真と絵画作品を共用部の「ラウンジスペース」や「ワーキングペース」に展示し、日常の暮らしに彩りを添える。
今回の建物では、「音楽の新しい楽しみ方・価値観を創る」をコンセプトに掲げる音楽レーベル「ベジタブルレコード」とタイアップし、プレミスト浦添港川のデザインコンセプトから着想を得た朝昼夜の3曲(各2部構成)を制作する。各楽曲は時間帯に合わせてラウンジスペースで流す。
プレミスト浦添港川の概要
プレミスト浦添港川は、RC造15階建てで、延べ床面積は1万6207.50平方メートル。所在地は沖縄県浦添市字港川横竹原252-5、字城間赤畑3033-6(地番)で、敷地面積は3608.49平方メートル。アクセスは琉球バスと沖縄バス「港川」バス停から徒歩3分。設計・監理はリーメックが担当し、施工は村本建設が担い、着工は2021年6月1日で、竣工は2023年4月を予定している。
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