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「上期の建設市場は全月で前年同月を上回る、下期は民間工事も復調か」建設HRレポート建設業の人材動向レポート(36)(2/3 ページ)

本連載では、建設HR 編集部(旧ヒューマンタッチ総研)が独自に調査した建設業における人材動向について、さまざまな観点で毎月レポートを発表している。今回は、国土交通省の「建設総合統計」と「建設工事受注動態統計調査」を基礎資料に、2021年上半期の市場動向と下半期の予測について考察している。

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下半期も建設市場は前年を上回る水準で推移する見込み

 今後の市場動向を探るために、手持ち工事高(契約済みの建設工事の請負金額のうち、未着手の工事に相当する金額分)の推移をみると、全ての月で前年同月を上回っており、6月には前年同月比6.9%増で35兆4638億円になっている(図表3)。手持ちの工事量は、前年以上に豊富であり、2021年の下半期も建設業の市場は前年を上回る水準で推移しそうである。


【図表3 2021年上半期の手持ち工事高の推移】 出典:国土交通省「建設総合統計」より建設HR 編集部が作成

公共の手持ち工事高は堅調に増加、民間の手持ち工事高も増加傾向に

 民間発注と公共発注の工事別の手持ち工事高についての推移をみると、民間発注の手持ち工事高は3月には前年同月比0.5%増であったが、その後は徐々に増加して6月には同3.9%増の17兆3742億円となった(図表4)。公共の手持ち工事高は、2月の前年同月比3.2%から上昇を続け、6月には同10.0%増の18兆896億円となった。国土強靭化計画などの実現のために公共工事への投資が堅調に増加するなかで、民間の建設投資も復調しつつある。


【図表4 2021年上半期の民間、公共別の手持ち工事高の推移】 出典:国土交通省「建設総合統計」より建設HR 編集部が作成

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