次亜塩素酸で脱臭・抗菌、「ジアイーノ」家庭用に新生活様式に応えるラインアップ追加:BAS(3/3 ページ)
パナソニックは、部屋に漂うニオイを素早く脱臭し、布製品への染みつきも抑制する次亜塩素酸を用いた空間除菌脱臭機「ジアイーノ」を発売する。新機種は、コロナ禍での生活様式の変化に伴い、在宅時間やペットの室内飼育が増えたことで、部屋のニオイを気にする人の増加を考慮した製品設計で、除菌・脱臭・加湿が1台でできる機能をウリに、ペットや子供のいる家庭などへ訴求していく。
メンテナンスが従来機よりもカンタンに
加湿機能では、乾燥する季節には最大加湿量650mL/hの「多め」運転で除菌フィルターを通った水分を含んだ空気を部屋に送り出す。乾燥のしすぎは不快なばかりか、ウイルスが活発になることや湿度が高すぎてもカビやダニの温床となることを考慮して、湿度40〜60%の快適な湿度を日本の季節に応じて通年で保てるようになった。
また、メンテマンス面の利便性も改善。除菌フィルターセットとトレー&防カビユニットは週1回、排水時に軽くすすぐだけで済み、本格的な掃除も従来は1カ月に1回だったのが半年に1回だけになり、ユーザーの手間が削減された。
新型ジアイーノ2機種は、F-MV4300が18畳以下までをカバーし、ステンレスシルバーとマテリアルホワイトの2つのカラー。F-MV2300は12畳以下でマテリアルホワイトを用意し、ともに塩タブレットは自動で投入される。
製品価格は、F-MV4300が16万5000円、F-MV2300が11万円。標準装備の付属品を追加購入するときの価格はF-MV4300用の場合、塩タブレットが2年半〜3年半の使用に用いる300錠1瓶で3960円、5年に1回交換する除菌フィルターが2970円、荒ごみを捕集する保護エレメントが6600円、電極ユニットが2万4200円、防カビユニットが3300円(全て税込み)。
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