写真付き報告書作成やオーナー報告が簡単にできる新サービス
アットホームは、エーエスシーが開発・運用する、スマートフォンやタブレット端末から写真付き管理報告書の作成やオーナーへの報告が簡単に行えるサービス「物件の報告」を、2021年6月1日より提供開始した。オンライン報告にも対応し、業務効率化を目指す。
アットホームは2021年6月1日、エーエスシーが開発・運用する、スマートフォンやタブレット端末から写真付き管理報告書の作成やオーナーへの報告が簡単に行えるサービス「物件の報告」を、提供開始した。同サービスにより、報告業務の負担を軽減し、管理業務の効率化と質向上を支援する。
2021年6月15日施行の賃貸住宅の管理業務などの適正化に関する法律により、不動産管理会社は管理業務の実施状況をオーナーに定期的に報告することが義務付けられたため、業務が増え、効率化ニーズが高まると予想される。また、同法では、オーナーの承諾を得れば電磁的方法で報告書が提供できるため、オプションサービスででオンライン報告ができる。
従来、報告書はデジタルカメラなどで撮影した写真をPCに取り込んで作成しており、手間と時間がかかっていたが、同サービスでは、現地でスマートフォンやタブレット端末で点検箇所などを撮影し、物件の報告へアップロードすることで、手軽に報告書を作成できる。作成した報告書は出力して郵送、または、オーナーがWeb上で報告書を確認・ダウンロードできる。
写真登録時に物件名・カテゴリ・登録日などが紐(ひも)づけられるため検索や管理が行いやすく、クラウド型サービスのためすぐに社内共有できる。
「建物点検巡回報告書」「原状回復報告書」「退去立会報告書」「リフォーム完了報告書」などのテンプレートのほか、パーツの組合せでテンプレートを業務に合わせて追加、作成できる。
同サービスの先行導入により、報告書作成時間が約50%削減され、業務負担の軽減につながったという。
スマートフォンやタブレット端末では、入力項目やレポートに表示されるオーナーの個人情報をマスキングでき、社外での画面を見せながらの接客や、紛失してしまった場合でも安心だ。初期費用は無料で、セキュリティ強化としてIPアクセス制限ができるオプションサービスもある。
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