一戸建ての室温に関する意識調査、一戸建てに住む人の80%が夏と冬の室温に不満:産業動向(1/2 ページ)
ヒノキヤグループは、全国の一戸建てに住む20代から40代の500人を対象に、インターネット上で、室温に関する調査を行った。調査結果によれば、一戸建てに住む人の約80%が、夏と冬の室温に「不安・心配」や「不満・ストレス」を感じていることが判明した。
ヒノキヤグループは、全国の一戸建てに住む20〜40代の500人を対象に、インターネット上で、室温に関する調査を2021年3月26〜29日に行い、リサーチの結果を2021年5月18日に発表した。
室温に関する不満は年代が上がるにつれて減少
調査結果によれば、夏と冬の室温に関する質問では、夏の暑さについて、「不満・ストレス」と答えた対象者は全体の82.4%で、「不安・心配」とした人は78.2%だった。冬の寒さについて、「不満・ストレス」と回答した人は80.8%で、「不安・心配」とした人は80.2%となった。
年齢別に見ると、夏の暑さに「不安・心配」がある人は、20代で85.9%、30代で78.1%、40代で74.5%となり、「不安・ストレス」がある人は、20代で87.9%、30代で83.6%、40代で78.5%だった。冬の寒さに「不安・心配」がある人は20代で93.9%、30代で84.5%、40代で82.5%となり、「不安・ストレス」がある人は20代で83.8%、30代で82.6%、40代76.0%となった。一方で年代が上がるにつれて、「特に無い」と回答する人の割合が増え、上の年代には「家の中に室温差があることは当たり前」という考えが定着していることが見受けられた。
室温への不満やストレスを感じる場所はどこか?
「室温への不満やストレスを感じる場所はどこか」と対象者に聞いたところ、「トイレ」と答えた人は44.6%で最も多かった。次いで、「寝室」は41.2%、「浴室」は40.6%と続いた。滞在時間が長くなる傾向にある「リビング」「ダイニング」「書斎・仕事部屋」はストレスを感じている人は少なく、トイレのようにたまにしかいかない場所でストレスを感じる人が多いことから、室温の対策が屋内の全体に行き届いていないことがうかがえる。
夏と冬の暑い時期に心配なことは?
「夏の暑い時期に不安・心配なことは何か」と対象者に尋ねたところ、「光熱費」と回答した人は54.6%で最多だった。「冬の寒い時期に不安・心配なことは何か」という質問でも、「光熱費」と返答した人が57.2%で最も多かった。室温管理が生活費への負担になると感じている人が多いことが判明した。
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