ニュース
日立が7年ぶりに“エレベーター”の主力モデルを発表、深澤直人氏の意匠と感染予防の機能を融合:BAS(2/3 ページ)
日立製作所と日立ビルシステムは、最新の感染防止ソリューションでニューノーマル時代に対応し、デザインも一新した日立の新たなスタンダードとなる新型エレベーターをリリースした。
カゴ内の換気や密集回避、非接触で、感染を防ぐ
感染症リスク軽減ソリューションでは、日立がこれまで開発を進めてきた各種機能を実装。このうち、標準装備のカゴ内クリーン運転は、独自の強制換気ファンと、空気のさまざまな汚れを抑制して清潔で快適な空間を保つ「ナノイー X」発生装置で、カゴ内の空気入れ替えと清浄を行う。
また、オプションの「密集回避運転」は、カゴ内の積載量(乗車人数)に応じて、密集度を「低い」「高い」「かなり高い」の3段階に分け、各段階に応じて、注意喚起のアナウンスや乗員オーバーを防止するため途中階の呼び出しに応じないなどの運転制御を行うことで、カゴ内やエレベーターホールでの密集を防ぐ。
非接触の観点では、エレベーターホールの乗り場ボタンやカゴ内の行先階ボタンにセンサーを併設し、手をかざすだけで、カゴを呼び出して、行先階も指定できる「非接触登録装置」を要望に応じて有償で設置する。
他にも、日立ビルシステム内エレベーターのLINE公式アカウントに登録することにより、利用者個人のLINEから、カゴの呼び出しと行先階登録が行えるサービス「エレトモ」も用意されている。エレトモ利用には、ビルオーナーが日立ビルシステムと保全契約を結び、遠隔監視を行っているエレベーターが対象となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.