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換気と高断熱を両立、意匠性にも貢献する三協アルミの「DI窓」:第5回 住宅・ビル・施設 Week(2/2 ページ)
三協アルミの「DI窓」は、従来の換気口に頼らず住宅の換気を実現する製品。窓としての高い断熱性能を備え、従来型の換気口に存在した意匠面での課題も解決する。
換気口が不要で、スッキリとした意匠にも貢献
窓そのものに換気機能を備えたDI窓は、住宅内外のデザインにもメリットをもたらす。DI窓を採用することで、従来型の見栄えの悪い換気口が不要になる。
住宅の換気口は、サイズ的にはさほど大きくはないが、長年の使用によってホコリや汚れがたまりやすい箇所でもある。また、この汚れは雨垂れなどによって流れ、外壁が汚れる原因にもなっている。DI窓の導入によって、こうした問題点も解消する。
この他、換気口をなくすことによって共用廊下の開口が大きく取れ、また、外壁に穴をあけないので耐久性や断熱性も向上する。
DI窓によって快適な換気が行えることは、冬の結露軽減にも役立つ。従来の換気口による換気は、屋外の冷たい空気をダイレクトに室内に呼び込む。これを嫌って換気口を塞ぐなどの工夫をする住人もいるようだ。
DI窓は、独自の機構によって外気を温めてから室内に呼び込む。このため、換気時の不快感がなく、常時、快適な換気が行えるようになる。これは、結露やカビの発生を低減させることになる。
そもそもDI窓は、その構造から窓に結露が発生しにくい。三協アルミの実験によれば、意図的に外窓に結露を発生させた状態からDI窓に外気を通すと、時間の経過に従って結露が除去され、最終的に結露が消えたという。
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