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安全で快適な“人起点”の働きやすさを追求したパナソニックの“ライブオフィス”、技術の粋を汐留で体感オフィスの最新コロナ対策が結集(3/3 ページ)

パナソニック ライフソリューションズ社(LS社)が2020年に開設したライブオフィス「worXlab(ワークスラボ)」では、従来の建物起点ではなく、人起点の考えに基づくオフィス空間のソリューションを多角的に展開している。そのなかには、会議中のコロナ対策として、ダウンフロー気流でエアロゾルの滞留を抑制する最先端技術が体感できるなど、現在のオフィス空間に欠かせない、さまざまなアイデアが盛り込まれている。

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光・空気・音・映像で没入感ある環境を提案

 最奥のカンファレンスゾーンでは、新たな会議室の在り方を提案。ここには、プロジェクターによるL型の大画面投影をはじめ、調光調色ダウンライトやカラー間接照明の他に、気流と香りを流すシステムも実装している。これにより、オンラインミーティングでも質や効率をさらに高めるのはもちろん、光・空気・音・香り・映像を駆使した没入感ある環境を従業員に提供し、短時間にリフレッシュできる空間としての活用も試みている。

 クローズ空間における感染対策にも余念がなく、ウイルスが落下しやすい湿度に室内空調を保ち、ダウンフロー気流でエアロゾルを排気。これに加え、次亜塩素酸により空間を除菌し、常に清潔な空気環境を保つことを達成している。


パナソニックの技術を結集した新たな会議室。会議終了時が近づくと照明が赤くなって知らせる

 worXlabには、これまでに不動産デベロッパーやゼネコンをはじめ、建築設計事務所、ビル管理業者、テナントオーナーなどが見学に訪れている。「あらゆる環境状況が数値化されているなど、非常に分かりやすい感染対策」といった声が見学者からは寄せられている。

 丸山氏は「breathingをコンセプトに掲げているため、現状はコロナ禍におけるオフィス空間の安心・安全対策を優先している」とする一方で、コロナ対策のためだけにworXlabを立ち上げたわけではなく、人起点によるオフィス空間の提供が最も肝要という。

 続けて、神谷氏は「データの分析とアップデートを続けることで、最適な空間をユーザーに提供し続けていきたい。将来的にはオフィスにとどまらず、店舗や学校などさまざまな空間へと広げていければと思う」と結んだ。

 なお、パナソニック ライフソリューションズ社では、大阪府門真市のシステムソリューション開発センターのオフィスを対象に、健康を基軸とした空間評価システム「WELL認証(WELL v2)」のゴールドを国内電機メーカー及び関西圏のオフィスで初めて2021年1月20日に取得。併せて、社員6人もWELLプロジェクトの認証取得支援を行える専門資格「WELL AP(WELL Accredited Professional)」を獲得したことで、worXlabでもコロナ禍に対応したニューノーマル時代の健康・安全を評価する新基準「WELL Health-Safety Rating」の認定取得を目指している。

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