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三菱地所が被災時用プラットフォームの機能を強化、帰宅困難者の受付の非接触化を実現防災(3/3 ページ)

三菱地所は、新型コロナウイルス感染症が拡大している現状を踏まえ、帰宅困難者の受け入れで必要な受付業務を非接触で進められる新システムを被災時用の情報プラットフォーム「災害ダッシュボード4.0」に実装した。2021年2月1日に、新システムの効果を確かめるための実証実験を行った。

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LiDARで道路の通行状況をセンシング

 また、国交省とテストした人流データ解析システムは、センシング技術にLiDAR(Light Detection and Ranging)を搭載した2台のセンサーを用いて、道路や通路における人流の分析や混雑度の可視化、災害時のシミュレーションが行える。人流データ解析システムの実験では、システムを使用し、丸の内ビルディング近辺にある仲通りの歩道上と地下通路における人の通行状況をリアルタイムに分析した。また、災害時における丸の内ビルディング周辺の人流をシミュレーションした。


人流データ解析システムの実証実験で行った地下通路における人の通行状況の分析

 澤部氏は、「今後、三菱地所では、人流データ解析システムを活用し、大丸有エリアと品川エリアを合わせた東京都心・臨海地域の道路や広場、地下通路の混雑度をリアルタイムに取得できる体制を構築する。得られた混雑度のデータは、災害ダッシュボード4.0に利用するとともに、被災時の誘導などに使う見込みだ」と明かした。


人流データ解析システムの構想
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