デジタルサイネージ配信管理クラウドの新バージョンは空間演出や遠隔接客を実現:パナソニックが考える「2020以降の街づくり」(1/2 ページ)
パナソニック システム ソリューションズ ジャパンは、プロジェクションマッピングのような空間演出やデジタルサイネージを用いて接客が行える配信管理クラウド「AcroSign Version 3.0」を開発した。
パナソニック システム ソリューションズ ジャパンは、デジタルサイネージの配信管理クラウド「AcroSign Version 3.0」を2021年1月25日に発売した。同日には、AcroSign Version 3.0のオンライン説明会を開いた。
会場では、パナソニック システム ソリューションズ ジャパン サービスインテグレーション本部 コンテンツ・メディアサービス部 部長 兼 エバンジェリスト 佐村智幸氏と同部 事業推進課 高橋智典氏がAcroSign Version 3.0の概要を説明した。
ビデオコミュニケーションツールとの連携に対応
パナソニック システム ソリューションズ ジャパンは、デジタルサイネージをはじめとする映像ソリューションや通信機器などの製造、販売、レンタルなどを展開している。
佐村氏は、「デジタルサイネージは現在、非対面での接客や混雑情報の配信、リモートでの遠隔操作といったニューノーマルに応じた機能と広告の効果や顧客体験を向上する空間演出機能が求められている。こういったニーズを踏まえて開発したのがAcroSign Version 3.0だ」と開発経緯を語った。
続けて、「新バージョンは、LEDパネルやマルチディスプレイ、屋外ディスプレイに映像を映せる他、複数のプロジェクターで壁全体に映像を投映し、スペースをデザインしたり、情報を発信したりできる。また、ビデオコミュニケーションツールとの連携と複数のデジタルサイネージやディスプレイなどへのライブ配信に対応しているため、遠隔での接客や管理に役立つ」と補足した。
会場では、パナソニック システム ソリューションズ ジャパンの担当者が、AcroSign Version 3.0を用いて、壁への映像の再生とデジタルサイネージを利用した非接触型の接客を実演。接客のデモンストレーションでは、ビデオコミュニケーションツールとアバターソフトをAcroSign Version 3.0と連携し、商品の注文を遠隔のスタッフとピクチャーインピクチャーで表示されたアバターがデジタルサイネージを通して対処した。
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