建設業界の職人と現場をつなげるSNS「ガッテる」提供開始:産業動向
Foliopalettは、建設業界の輪を広げるSNS「ガッテる」を提供開始。建設業界の需要と供給のスマートなマッチングを目的とし、受注者と発注者が抱える課題を解決するさまざまな機能を備える。
Web制作事業を展開するFoliopalettは、建設業界の輪を広げるソーシャルネットワーキングサービス「ガッテる」を2020年11月から提供開始した。
ガッテるは、建設業界の需要と供給のスマートなマッチングを目的とした、建設業界の職人と現場がつながるためのSNSだ。同サービスは建設業界のコミュニティーの場として、受注者と発注者が抱える課題を解決するさまざまな機能を用意する。
ガッテる専用SNSでは、業界のさまざまな職種のユーザーとつながることができる。受注者や輪を広げたいユーザーは、普段の仕事や好きなことなどをアピールし、別工種のユーザーともつながることができる。発注者であるユーザーは、日常的にさまざまな工種のユーザーとつながることで、発注が必要な際に素早い対応が可能だ。また、ユーザーの実績や人柄を事前に確認できるため、初依頼する際も安心してやりとりを開始できるとしている。
SNS以外には、すぐに仕事の受発注をしたいユーザー向けに、案件掲載、案件検索機能がある。同機能は、自分が発注したい案件情報ページを作成し、受注者を募集できる。ガッテるでの受発注は1日単位で依頼できる「応援依頼」と、工事単位で依頼できる「工事依頼」の二種類があり、工事規模や現場の状況に合わせた依頼が可能だ。
また、受注者検索機能で希望に沿った受注者を探し、直接メッセージでアプローチすることもできる。検索時には職種や資格の他、経験や必要な技術などの詳細な条件を指定できるため、希望に合った受注者を簡単に探し出すことができる。
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