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ソニーが多様な産業の効率化と省力化の支援を目的に、ドローンブランドを設立:産業動向
ソニーは、多産業での一層の効率化と省力化を支援することを目的に、ドローン分野に進出すべく新しい専門ブランド「Airpeak」を立ち上げた。
ソニーは2020年11月9日、AIロボティクス領域で、ドローンの新プロジェクトを始動したことを発表した。
近年のドローン普及は、これまで見ることができなかった映像を撮影することや産業分野における業務効率化、省力化などへの貢献が期待されている。ソニーは、イメージング&センシング技術やリアリティー、リアルタイム、リモートの「3Rテクノロジー」を活用することで、ドローンのさらなる発展や価値創出を果たすという意味を込め、展開するドローンブランドの名称を「Airpeak」に定めた。
Airpeakは、映像クリエイターの創造力を余すことなく支援し、エンタテインメント分野の進展や各種産業での一層の省人化・省力化を支援することを目指す。また、これまでドローンの活用が困難だった環境でも、最高水準の安全性を実現できるように、プロジェクトを推進していくことを掲げている。
今後、ソニーは、プロジェクトに関連する情報を継続的に発信するとともに、Airpeakの製品やサービスが体験可能な機会を創出し、ドローンユーザーからのフィードバックを得て、2021年春の事業開始に向けて準備を進める。
なお、近日中に、Airpeakの活動に参画するプロフェッショナルサポーターの募集を開始する予定だ。
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