SasaL図面管理サービス「図面管理システム Ver3.2」を提供開始:CAD
扶桑電通は、SasaL図面管理サービス「図面管理システム Ver3.2」を提供している。機能強化により、利便性・効率性の向上、ペーパーレス化、テレワーク、BCP対策などに貢献する。
扶桑電通は、SasaL(ササエル)図面管理サービスの最新版「図面管理システム Ver3.2」を2020年7月から提供している。同サービスは、大量の図面をスキャニングしてデータ化する「図面スキャニングサービス」、図面や文書データを一元管理する「図面管理システム」、図面を編集可能な2Dまたは3Dデータに変換する「3次元データ化サービス」の3つ。
最新版では、ペーパーレス化、テレワーク、BCP対策などに役立てられるサービスを意識した。新バージョンの図面管理システムにおける強化ポイントとしては、360度画像追加表示機能や、Excelデータからのプロパティ情報一括登録機能などを挙げている。
さらに大量の紙図面をデータ化およびデータベース化する図面スキャニングサービスでは、高性能スキャナーを増設したことで、データ取り込みの能力が従来の3割増加したという。その他、クラウドの利用により、遠隔の拠点や出先、テレワーク環境でも図面データ閲覧を可能とした。多彩なアクセス権限設定およびログ管理にも対応する。
同製品は、令和元年度補正予算「IT導入補助金(サービス等生産性向上IT導入支援事業)」の対象ツールとしての認定を受けており、最大82万円の補助が受けられる。
SasaL図面管理サービスは効率的な図面管理を実現することを目的として、2017年10月から扶桑電通が提供開始。「SasaL」は「Support Service Liability」の略であり、「サポートとサービスに責任をもってお客さまを支えます」という理念を表す。自治体・各学校法人の建築物、土木、配管などの図面や台帳管理、製造業の設計、建築・機械の図面や調査資料管理などで活用されているという。
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