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既存住宅の省エネ化や地域の活性化などを実現した7つのFM施策JFMA賞2020「神奈川県住宅供給公社編(下)」(2/5 ページ)

神奈川県住宅供給公社は、賃貸住宅の開発だけでなく、既存住宅や周辺環境を改善する取り組みも進めている。後編では、高齢者の介護認定率を下げたり、エネルギー効率を高めたりなど、7つのFMによる解決策を紹介する。

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外断熱工事でカビなどを防ぐ

 神奈川県横浜市保土ヶ谷区の「桜ヶ丘共同住宅」は、築60年以上経過し、建物の経年劣化と設備の陳腐化が表面化していた。神奈川県住宅供給公社は、建物の長寿命化と居住性能アップを目的に、フルリノベーションを実施し、賃貸マンション「アンレーベ横浜星川」としてリニューアルした。

 改修では、外断熱工事や屋上の断熱防水化、排水管の外部設置、外壁塗装、デザインの改良などが進められた。外断熱工事は、結露やカビ・中性化進行の抑制、省エネルギー化、温熱環境の改善に機能した。

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