ニュース
延べ床面積約14万m2の大型複合施設が四ツ谷に誕生、被災時の設備も実装:プロジェクト(3/3 ページ)
都市再生機構や三菱地所などが、東京千代田区で開発していた大型複合施設「CO・MO・RE YOTSUYA」が竣工した。食品スーパーやコンビニなどがあり、周辺住民の利便性向上に役立っている。
災害時の一時滞在場所として機能
建物の北西側には、約3300平方メートルの広さを誇る「コモレビの広場」が設置されており、一方南東側には、交流空間として約1000平方メートルの「出迎えの広場」が置かれている。
出迎えの広場は、災害時に帰宅困難者の一時滞在場所として機能し、コモレビの広場は、地域住民の一時集合場所として役割を果たす。また、被災時に利用できるマンホールトイレなどを整備している他、区道の拡幅や歩道状空地の確保により防災性を高めている。
広場や建物低層部は、外濠から続く地形の連続性に配慮したデザインが採用された。建物は、市ヶ谷橋や迎賓館からの見え方と周囲の景観に配慮し、壁面の分節や建物頂部を非対称にされた上、位置や形状、外装を工夫した設計が行われた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 福岡市の青果市場跡地に、九州初の「キッザニア」や「ららぽーと」を計画
福岡市は、2016年に移転した青果市場跡地の再開発で、三井不動産を代表とするグループを事業者に決めた。計画では九州初となる職業体験型テーマパーク「キッザニア」やショッピングモール「ららぽーと」が整備される計画だ。 - 6.6万m2の都市型ショッピングセンター「日本橋高島屋S.C.」が9月25日に誕生
2018年9月25日に、日本橋高島屋S.C.新館(専門店)がオープンすることが決まり、本館(百貨店・専門店)・ウオッチメゾン(百貨店)・東館(百貨店・専門店)に新館(専門店)を加えた、4館合計で約6万6000m2の新・都市型ショッピングセンターが誕生する。 - 大和ハウスが沖縄初、DMMの“水族館”を併設した大型複合施設に着工、2020年4月の開業
大和ハウス工業は、沖縄県初となる水族館を併設した大型複合商業施設「(仮称)沖縄豊崎タウンプロジェクト」の建設工事に本格着手した。建設地は、縄県豊見城市(とみぐすくし)豊崎で、総面積160ha(ヘクタール)のスケールで街づくりが進められている「豊崎タウン」の敷地内。 - 三井不動産が商業施設「COREDO室町テラス」をオープン、店舗デザインに台湾の書家や建築家が参画
三井不動産は、再開発プロジェクト「日本橋再生計画第2ステージ」の旗艦プランに位置付けられている大規模複合ビル「日本橋室町三井タワー」を活用した商業施設「COREDO室町テラス」を開業。これにより、同社の日本橋における再開発が大幅に前進した。